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銀河鉄道営業局
ミノルタプラネタリウム
銀河鉄道999 -消えた太陽系-」
2001年〜  ミノルタプラネタリウム系プラネタリウム館

鉄郎 「じゃ、ファンタズマの巻き添えになって、クロノルナも・・・でも、みんな脱出したんでしょ?」
エターナル 「いいえ、私たちは自分たちの危機を回避する時間がありませんでした。」
車掌 「じゃ、あの惑星の生命体はすべて絶滅に・・・」
エターナル 「もうすぐクロノルナ自体がファンタズマに飲み込まれて宇宙の歴史から姿を消すことになるでしょう・・・」
鉄郎 「そ、そんな・・・」
エターナル

「でも、クロノルナの人たちは、自らの運命を知り、私に全てを託しました。」

鉄郎 「全てって?」
エターナル 「私の身体の中には、惑星クロノルナの動物や植物、全ての生命体のDNAデータが保存されているんです。私の体全体が、星の記憶そのもの。クロノルナが無くなっても、そこに存在した命は、私の中で行き続けているのです。」
鉄郎 「エターナルの体の中には、たくさんの命の種が入っているんだ・・・」
エターナル 「私はあなた達を待っていました。クロノルナのDNAデータを解読できる高性能の宇宙船がそばを通ったらテレポートするようにインプットされていたんです。いつかクロノルナと同じような星を見つけ出し、種を撒き新たな惑星クロノルナを誕生させるために・・・」
 
(機関車内、縦型カプセルの中でセンサーを受けるエターナル)
 
機関車 「・・・DNAデータ解読中・・・DNAデータ解読中・・・DNAデータ解読中・・・」
機関車 「全テノDNAデータ ノ 収容ガ完了シマシタ!惑星クロノルナ ノ 生命種ト同ジ環境ノ惑星ニ到着スルマデ、機関車内ノ特別カプセル デ 保管サレマス。」
エターナル 「999の皆さん、私を・・・そしてクロノルナの生命体を助けてくれてありがとうございます。」
メーテル 「あなたは、これから生まれてくる新しいクロノルナのお母さんになるのね。」
エターナル 「・・・お母さん?そうかもしれません。私は、私の中で眠っていた全ての生命体がいとおしくてたまらない。早く、生まれさせてあげたい・・・」
鉄郎 「そうだよ、エターナル。僕たちと一緒に新しいクロノルナを探そう!」
エターナル 「・・・ええ。」
車掌 「いや〜、私もお役に立ててうれしいです。ま、これで、また999も順調な運行に戻れるでしょう・・・ん?あれ、な、なんだ?」
車掌 「ど、どうしちゃったんだぁ〜。変だぞぉ〜なんか体が・・・ありゃりゃりゃりゃあ〜、重、重力が、重力が、バラバラになっている!うわぁ〜〜〜〜〜!」
メーテル 「見て!ファンタズマの様子がおかしいわ!」
鉄郎 「今まで膨張していたファンタズマが急激に小さくなってるぞ!」
鉄郎 「な、何が起きてるんだ!」
 



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