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  車掌室 
車掌の乗務日誌
TV版「銀河鉄道999」放映45周年を記念して、京都鉄道博物館で開催された「特別企画 銀河鉄道999展」を見学してきました。999号のモデルとなったC62蒸気機関車3両が999号に仕立てたり、展望車も999号仕様になっていました。
 


銀河鉄道株式会社 車掌区 No.000
乗 務 日 誌
2023年12月09日(土)   天候:晴 区長 主任
2023年12月15日(金)   天候:晴
2024年01月15日(月・祝)  天候:晴
2024年02月03日(土)  天候:晴
2023年12月09日(土)
 TV版「銀河鉄道999」放映45周年を記念して、京都鉄道博物館で開催された「特別企画 銀河鉄道999展」を見学してきました。私の家族と旧999MLメンバーの滋賀のSさんと現地合流して楽しんできました。
 999号のモデルとなったC62蒸気機関車3両が999号仕立てで、展望車も999号仕様はなかなか見られるものではありません。


 館内に入り最初に目に入ったのは、C6226号機がTV版の999号になっていました。再現されているレベルが、今までの999号よりも最高でした。劇場版はありますが、TV版の999号で、C62で再現されたのは私の記憶では初めてです。
 ヘッドマークの赤地の黄色文字の999。何がすごいってナンバープレートが「C6226」ではなく「C6250」に変わっているところ。この機関車を見ただけでもワクワクします。横に回ると、デフと言われる部分に「GE999」で黄色文字で描かれています。若干、文字が大きいかなとは思いましたが、いやいやこれも再現されているとは。あとは、炭水車の999号のプレートですね。サイズ感が少し大きいようにも見えましたが、これも大井川鐡道で開催されたイベント以来初めて見ました。ナンバープレートも先頭だけではなく、運転台横、炭水車の後ろも「C6250」に変わっており、企画した方は「銀河鉄道999」に詳しい方なんだろうなと思いました。
 TV版「銀河鉄道999」オープニングの999号が登場するシーンを再現しようと写真を撮影しましたが、なかなか思うような写真は撮れませんでしたがイメージは出来るのかな。

 さて、正面入口でも十分楽しんだのですがメインは館内にありますので、特別企画「銀河鉄道999展」会場へ。入口からワクワクしますね。入口は、TV版「銀河鉄道999」のオープニング映像が流れて、メーテルさん、鉄郎くん、車掌さんがお出迎えしてくれます。
開催にあたって
 本年TVアニメ放送45周年を迎えた「銀河鉄道999」---機械の体を求めて銀河超特急で宇宙を旅する鉄郎と謎の美女メーテルの物語は、TVアニメ以外でも複数の劇場版や続編が製作され、多くのアニメ作品へ影響を与えました。
 このたび、「999号」のモデルであるC62形蒸気機関車をはじめ多くの蒸気機関車を保存展示する当館で、特別企画「銀河鉄道999展」を開催いたします。本館2F企画展示室では、当時のTVアニメや劇場アニメの世界に入り込めるような資料や映像などを展示。プロムナード及び扇形車庫エリア(2024年1月11日からは、本館1Fにも展示予定)に展示されている3両のC62形蒸気機関車は、劇中に登場す姿をそれぞれ違った形で再現しています。また、当館の特徴でもある蒸気機関車の動態展示「SLスチーム号」のために、車内や乗り場周辺で放送されるアナウンスを、鉄郎とメーテルの声で新たに収録しました。
あの頃の少年・少女たちと、今の子供たちが一緒に銀河鉄道999の世界を楽しむ機会になれば幸いです。開催にあたり、ご協力いただいた皆様に対し、ここに厚く御礼申し上げます。
2023年12月 京都鉄道博物館
 「開催のあいさつ」が入口にパネルがありましたが、「銀河鉄道999」の世界観を楽しみながら、TV版シリーズ、劇場版「銀河鉄道999」、劇場版「さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-」の解説パネル、銀河鉄道の111号から999号までの紹介パネルが展示されていました。そういえば「銀河鉄道999-エターナル・ファンタジー-」の紹介パネルってあったかな。写真撮影は動画以外はOKでしたので、何枚も撮影しましたが無かったなぁ・・・
 ガラスケース内に資料は、「Fantastic Album アニメ画集 銀河鉄道999」シリーズや「モンチッチ」の鉄郎バージョンもあったり、貴重なものとしては「SLスチーム号」の999号バージョンが走行する際に鉄郎くんとメーテルさんの声で案内されるということで収録時に「Fantastic Album アニメ画集 銀河鉄道999」の表紙に野沢雅子さん、池田昌子さんのサインが描かれたものが展示されていたのが貴重ですね。その他は、劇場版「銀河鉄道999」ロマンアルバムやメーテルが表紙の当時の「キネマ旬報」、アニメディア、LPレコードの「交響詩 銀河鉄道999サウンドトラック」、「交響詩 さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-」のジャケットが展示されていました。
 私が行った日は、スタッフらしき集団の方が見学しており、会話を聞いていると東映スタッフの方と京都鉄道博物館のスタッフで、展示方法や作品に関して東映スタッフと思われる方が説明したりしていました。ガラスケースの上にポスター3枚掲示してあったのですが、中央のポスターが「さよなら銀河鉄道999」なんですが、知らないと分からない。京都鉄道博物館のスタッフが東映スタッフに聞いていましたね。長岡秀星さんのイメージポスターでしたが、なんで長岡秀星さんがイメージポスターを描くことになったのか私が聞いてみたかった。
 先に進むと、アシェット「キャプテンハーロック アルカディア号」の完成品が展示してありました。残念ながら同じスケールで付随している「銀河鉄道999号」は展示が無かったです。
 最後のエリアは、松本先生のお別れ会でも展示してあった、機関車さんの内部と999号の客車。機関車さんの内部は入れませんでしたが、999号の座席には座れました。今回は座らなかったのですが子供たちには人気がありました。
 企画展示室を出て、鉄道模型が走る展示エリアに何気に入って見ていたら、扇形車庫には999号と999号の展望車が留置されていました。ここは見逃してしまうポイントでしたね。

 昼食は、もちろん「鉄郎の愛する味噌ラーメン」。ちょっとお値段が高いですが人気商品で、私が行った日は食べ終わったころには売り切れになっていました。限定販売のため数量が少なかったのかな。
 「銀河鉄道999」に登場するラーメンは、勝手に「醤油ラーメン」かと思っていたのですが生卵入り味噌ラーメン。原作コミックに味噌ラーメンが登場したかな?まぁ、本物のラーメンだからどちらでも良いのですが・・・
 海苔にもC62形蒸気機関車のイラストでデフには「999」が描かれていました。


 昼食のラーメンも食べて、扇型車庫へと向かいます。ヘッドマークが黒地に999の劇場版仕様になったC621号機、デフの横の999の文字はサービスなんでしょうか。原作にあったかなぁ・・・。そして、個人的には一番注目の黒地に999のマークを付けた展望車。今回はこれを見に来たようなものです。劇場版には欠かせない客車であります、はい。


 もう一つの目玉としては、スチーム号として走行する赤地に999のTV版仕様のC622号機。2013年7月20日から9月1日の夏休みに「梅小路蒸気機関車館 銀河鉄道999とC62形蒸気機関車」のイベントでも、C622号機は999号のスチーム号として構内を走りました。

 スチーム号の乗車場所には、鉄郎くんとメーテルさんのアナウンスが流れていました。
鉄郎 僕は星野鉄郎。今日は京都鉄道博物館に遊びに来てくれてどうもありがとう。僕はメーテルに呼ばれて、このSLスチーム号の乗り場まで来たんだけど、メーテルがいないなぁ、おーい!メーテル〜、メーテル〜。
メーテル 私はここよ、鉄郎。大きな声を出しては、周りの皆さんに迷惑よ。皆さん、私からもお礼を言うわ。京都鉄道博物館にようこそ。楽しんでいらっしゃるかしら。
鉄郎 ねぇ、メーテル。なんだって、こんなところまで僕を呼び出したんだい?
メーテル 鉄郎と本物の蒸気機関車に乗ってみようと思って。ここで切符を買って一緒に乗りましょ。
鉄郎 いいねぇ。じゃぁ、早速、この券売機で買うんだね。人数と乗車時刻を選んで、あっ、よし。メーテル、買えたよ。
メーテル ホームは階段を上ったところにあるわ。出発の2分前までに乗車するのよ。遅れたら汽車に置いて行かれてしまうわ。
鉄郎 出発の2分前までに乗車だね。わかったよ、メーテル。気を付けなくっちゃ。

 スチーム号の客車がリニューアルされていました。出発直前にも鉄郎くんとメーテルさんがアナウンスします。
鉄郎 これがSLスチーム号かぁ。メーテル、999号とよく似てるね。
メーテル そうよ、鉄郎。見た目だけを昔の蒸気機関車にした999号と違って、SLスチーム号は、石炭と水で走る本物の蒸気機関車なのよ。
鉄郎 これが本物の!へぇ、それは凄いや〜。
メーテル 鉄郎。今からこの列車の注意事項を教えるから、ちゃんと守って乗車するのよ。走行中は絶対に席を立っちゃだめよ。それに窓の外側に手や顔、カメラや携帯電話を出すのもいけないわ。

 スチーム号はホームを出発、終点まで行って戻りますが、ホーム到着前にも鉄郎くんとメーテルがアナウンスしますが、よく聞き取れず。

 スチーム号の運転が終了して、ホームから転車台へ移動する前にも鉄郎くんとメーテルのアナウンスが流れます。
メーテル 私はメーテル。
鉄郎 僕は星野鉄郎。
メーテル 今日は京都鉄道博物館に来てくれてどうもありがとう。私たちから館内の皆さんにご案内させていただくわね。いま、最終のSLスチーム号が発車したみたい。スチーム号が乗り場に到着後、石炭と水の供給を行うわ。
鉄郎 この作業は、転車台が回転する一日に一度きりのものだから、是非、転車台付近に行って見学するといいよ。
メーテル この作業後は、本館2階の連絡デッキから扇形車庫エリアを通り抜けて、退館が出来ない時間帯があるから、気を付けてくださいね。詳しくは現場のスタッフさんに聞いてみるといいわ。
鉄郎 みんなぁ、京都鉄道博物館最後まで楽しんいってねぇ。

 事前情報としては把握していなかったのですが、スチーム号の最終まで楽しんでいたら、鉄郎くんメーテルさんのアナウンスが最後に聞けたのでラッキーでした。また、2回目も来ようと思ってます。


2023年12月15日(金)
 12月9日にも来ていますが、15日(金)の勤務が週休日だったので、京都の旧999MLメンバーのMさんと連絡取り合ってミニオフ会してきました。おじさん二人で写真撮って久々の再会を楽しんできました。実は、2010年8月9日(月)〜13日(金)まで放送された、NHK-BS2「全駅停車!銀河鉄道999すべてみせます」の11日(水)分のミニコーナーに出演したメンバーでもあります。写真ですが顔の部分はプライバシー保護のため隠しております。自撮りなんで画角と顔サイズは気にしないでください。


 999号のC622号機のスチーム号としては、結果的に私は最後の見学となりました。というのは、私が訪れた日ではありませんが、イベント期間中にC622号機は、スチーム号が終わり、ホームから転車台に入り、給炭するためにバックで留置線に入りますが、給炭後に転車台へ進むはずが何故かそのままバックしてしまい、炭水車が通路の屋根に衝突、脱線という事故が発生しました。
 この事故の後は、スチーム号の999号としてはイベント終了まで復活することはありませんでした。でも炭水車は破損したような感じは無く、脱線しているので台車とか損傷しているか心配しましたが、なんとも無かったようでした。


2024年01月15日(月・祝)
 C622号機の事故後、3回目となる「銀河鉄道999展」に来ました。今度は、山口の旧999MLメンバーのIさんとミニオフ会してきました。
 まずは気になっていたC622号機の現状確認ですが、車庫線に静かに留置されていました。999号のヘッドマークは外されていました。今度は、扇型車庫に留置してあったC621号機の999号と展望車が屋内に移動して並べて展示するということで見に来ました。線路脇には上部が見学できるように階段が設置されています。


 C621号機の999号と展望車の999号仕立てが並んで展示されるのも今回初めてです。そして、記念撮影ができるスポットが出来ておりまして、「なりきり衣装体験」ということで、鉄郎バージョンとメーテルバージョンがあり、撮影は無料で「京鉄博新聞」というカードに写真を印刷してプレゼントしてくれるサービスでしたので、Iさんと一緒に鉄郎バージョンで記念撮影してきました。そして、有料ですが記念専用台紙で2Lサイズの写真を収めて販売されるので、こちらも記念で購入しました。ちなみに、鉄郎バージョンなりきり衣装体験の写真ですが、プライバシーにより顔は隠しているので、誰かわからないのですが、左の写真がIさんで右の写真は私です。
 
 展望車ですが劇場版1作目のラストシーンの車掌さんが立っているシーンが思い浮かびますが、さよなら999の999号が出発して、鉄郎を引き上げるために車掌さんが手を差し伸べているシーンも思い浮かびます。本物の展望車の柵は思った以上に高い位置まであったんですね。

 C622号機のスチーム号が交替のため、次の999号バージョンはC56160号機がスチーム号として走っていました。Iさんが京都まで来た理由の一つとして、地元で走っているSLやまぐち号を牽引した機関車の999号バージョンを見るためでもありました。


 スチーム号の任務を終了して、転車台を回って車庫に入るのを見届けて、3回目の「銀河鉄道999展」はお開きとなりました。
 「銀河鉄道999展」だから、C62蒸気機関車がメインとなりますが、C56蒸気機関車が999号バージョンになるのであれば、DD51電気機関車が666号仕立てにならないかなと思っています。右下の写真は化石の星で脱線した999号を化石化ガス雲から脱出させるために呼ばれた666号の補助機関車です。ヘッドに「666」プレート掲示して、側面に銀河鉄道の666号プレートを掲示するだけでそっくりなんですけどね。



2024年02月03日(土)
 「銀河鉄道999展」へも4回目となりました。茨城から旧999MLメンバーのSさんとその友人ご一行が京都に来るということで会ってきました。スチーム号の乗降ホームの裏に休憩所があるので、そこで集合することにしました。聴覚障がい者のため、電話で打合せは出来ないので、FacebookのMessengerでやり取りしたり、手書きメモのやり取りで会話します。
 休憩所では、過去の999関係イベントの話をしたりしましたが、私自身が覚えていなかったりして、その都度、当社のホームページ内を検索して確認したりするなど、メモのやり取りしながら盛り上がったりしました。


 この日は、C622号機のメンテナンスも見られまして、正面の煙室の扉を開けて、石炭殻の清掃をしていました。なかなか見られないので、煙室を開けるところを動画で撮影しました。

 特別企画「銀河鉄道999展」のイベントですが、結果的に4回も京都鉄道博物館に来て楽しんできました。C62蒸気機関車3台保有と展望車1両あることで、企画が出来たイベントだと思いました。今回は、C6226号機が初めて999号に仕立てられたこと。しかも、TV版のC6250号機にしたことが個人的には大きなイベントでした。

情報元
備考     
銀河鉄道株式会社 様式4.5

 



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