【乗務日誌 番外編に戻る】

 

車掌室

車掌の乗務日誌 番外編

2007年7月28日(土)から9月30日(日)の期間、福井県若狭路地域で期間限定の「銀河鉄道999の宝探し」を開催していました。「銀河鉄道999の宝探し」は参加無料で、旅先で気楽に楽しめるイベントで私も家族で探しに行ってきましたので、暗号メモの回答も含めたレポートです。

 



銀河鉄道株式会社 車掌区 No.000
乗 務 日 誌 

2007年08月05日(日)   天候:晴
2007年08月26日(日)   天候:晴
2007年08月27日(月)   天候:晴

区長

 

主任

 

 松本零士先生が、子どもに夢を語る「宇宙と科学の祭典 松本零士inOBAMA2007」が2007年8月5日(日)に、小浜市文化会館で開催され、この日に、小浜、若狭の宝探しも同時にしてきました。暗号メモの回答も含めたレポートです。


2007年8月5日(日)
 小浜市の暗号メモから探しましたが、いきなりですがJR小浜駅にある観光協会の窓口で聞いちゃいました。パンフレットをもらい現地のお寺へ行きましたが、パンフレットの地図がよくわからん。道を間違えつつも現場に到着しました。この日は暑かった。看板の根本部分に小さな宝箱がくくりつけてありました。宝箱を開けるとそこにキーワード「クレアの涙」が書いてありました。まずは一つ暗号メモ解読です。

OBAMA の解答
隠し場所
空印寺、八百比丘尼入定の地、水場近くの看板の根元。
解き方
この謎は若狭路に伝わる「八百比丘尼(やおびくに、はっぴゃくびくに)伝説」の知識が必要になります。
有名な昔話なので、観光マップなどを読めば内容が載っています。
 八百比丘尼とは、人魚の肉を食べてしまい、大変長寿になってしまった女性のことです。彼女は尼僧になり全国を行脚したというお話で、各地に様々な話が残っています。文中にある『人魚の力によって 八百歳まで生きた女性』のくだりから「八百比丘尼伝説」に関係する地だと推理できます。
 絵の左上の波模様のように見える部分を海と仮定すると、海岸線沿いの『人魚』から宝の隠し場所の『椿』までの道のりがわかります。これを小浜の観光マップと見比べると、『人魚(=人魚の像を設置したマーメイドテラス)』から『椿』までの道順がわかります。
 『女性の魂が宿る場所』『最後を迎えた地』から「八百比丘尼が最後を迎えた地」を推理できれば『椿(=八百比丘尼入定の地=空印寺)』 とわかります。『椿』は八百比丘尼の好きな花で日本中に植えながら行脚したという話もあり、八百比丘尼が最後を迎えた洞窟の前にも椿の木があります。そして最後に『板の下を探せ』を、看板の下と推理すると、「マーメイドテラスを目印に八百比丘尼が最後を迎えた地に向かい、そこにある看板の下を探す」と推理できます。
キーワード クレアの涙

 小浜での松本先生の講演会終了後、一緒に講演会に来ていたまないたさんと一緒に若狭の暗号メモ解読へ行きました。ちょうど、お祭りイベント開催中で、車で宝箱がある場所まで近寄れず、やむを得ず臨時駐車場に車を止め、まないたさんと二人で宝箱探しに出かけました。子供と嫁さんは、あまりにも暑いので車の中で避暑でした。延々と坂道を歩き、汗だくだくな状態で露店でにぎわう道路を歩き、神社の鳥居が見えてきました。しかし、鳥居の横の木を探しても見つからず、石碑の横の木に宝箱がありました。キーワード「コスモドラグーン」をゲット。ここでかなり体力を使い、暑さでバテてきていたので、次の宝箱探しは後日にするということで、まないたさんとは若狭で解散しました。

WAKASA の解答
隠し場所
瓜割名水公園、瓜割の滝までの道にある石碑近くの木の根元。
解き方
隠し場所の「瓜割の滝」は、若狭路でも有名な滝で、『水神の魂が宿る場所(=水の神様、水の森)』として知られています。
 『一年中、水温を変えない』、『あまりの冷たさに、ある実(=瓜)が割れたという』、『日本の”百”(=日本名水百選)に選ばれる』など有名なエピソードがあるため、若狭の観光マップなどを調べると見つかります。また、絵と『一つ目の鳥居、その横の木の下』は現地で探す目印になっています。宝箱は上の写真のように、石碑近くの木の根元に隠してありました。
キーワード コスモドラグーン


2007年8月26日(日)
 JR敦賀駅前の松本零士シンボルロードにある「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメントを題材に絵画コンクールが開催されるということで、参加申込をして、ついでに敦賀の宝箱を探しました。この日もまないたさんと一緒に行動しました。この日も暑かったですね。

TSURUGA の解答
隠し場所
敦賀駅前、 『松本零士モニュメント・友の眠る星(トチローの墓)』
解き方
まず絵から、『船』『白銀』『機関車』の3つをつなぐ道のようなものがあり、その間にある『帽子のようなもの』が隠し場所ということが推理できます。 観光マップと見比べ、『船』と『機関車』の絵を港と敦賀駅だと推理すると・・・。
「駅から出て、『白銀』を右に曲がり、港方面へ向かう途中、右手に隠し場所がある」ことがわかります。
現地に行くか、地図上で調べると『白銀(=白銀町 交差点)』とわかります。
現地に行くと、駅前の通りに、松本零士さんの宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999のモニュメントが道沿いに設置してあります。
『汽車の道に眠る戦士の墓』『ある戦士の魂が宿る場所』は共に銀河鉄道999のモニュメントを思わせるキーワードとなっています。モニュメントの中から、このキーワードに合い、絵の位置に合うものを選ぶと 『友の眠る星(トチローの墓)』があります。宝箱はそのモニュメントの帽子の根元に隠してありました。
キーワード アルカディア号


2007年8月27日(月)
 松本零士モニュメント絵画コンクールでは、嫁さんが見事に最優秀賞「松本零士賞」を頂きまして、地元メディアに取材されまして、当日のニュースや翌日の新聞でも実名報道されておりました。(^^ゞ
 敦賀市内で一泊をした私ら家族は、次の宝探しのために残りのおおい町、高浜、美浜の順に回りました。正直言いますと、車がないと回れない宝探しですね。電車やバスではとてもじゃないけど回れません。

OHI の解答
隠し場所
きのこの森、広場にある噴水近くの木の根元。
解き方
 今回は、文字の暗号を解くことで隠し場所がわかる仕組みになっていました。『iろmoのこnik』という暗号は全てローマ字にすると「iromonokonik」となります。これを逆さまにすると「kinokonomori=きのこのもり」となり、隠し場所が「きのこの森」だとわかります。
 現地へ行くと、入口を入ってすぐのところにイベント広場があります。そこに絵のようなカラフルな噴水があり、その奥に大きな木が1本生えています。宝箱はその木の根元に隠してありました。
キーワード リューズのギター

 若狭路の一番左に位置する高浜市。道の駅にあることは容易に推測できましたが、「イタリアの隣にある大きな柱」というヒントがわかりづらかったですね。たしかにイタリアの国旗が掲げてあるイタリア料理店はありましたが、休憩所の中とは思わず、イタリア料理店と休憩所の間の柱を探していました。暑いので何気なく休憩所に入ったら宝箱を見つけたという感じでした。道の駅ですのでここで昼ご飯タイムを取りました。

TAKAHAMA の解答
隠し場所
道の駅「シーサイド高浜」(湯っぷる)、休憩所の柱の根元。
解き方
 文中の『 27 の道』が「国道 27 号線」ということがわかれば、『不思議な生物の魂が宿る場所』は国道 27 号線にあると推理できます。そして絵から、『不思議な生物の魂が宿る場所』には『温泉』『イタリア』『何かの施設のマーク』があることがわかります。27号線、温泉施設を目印に現地に行くと、上の写真のように『不思議な生物』の看板が見つかります。このキャラクターが最大のヒントとなっています。
町内の施設などにもキャラクターが載っているパンフレットが置いてあります。『不思議な生物』の看板の施設に行くと、『温泉(=湯っぷる)』『イタリア(=イタリアンレストラン)』『休憩所/トイレ』 があることがわかります。
 もう一度絵から、『休憩所』と『トイレ』の間に『×印』があることから、休憩所とトイレの周辺に隠し場所あると推理できます。宝箱は休憩所の中にある『大きな柱の下』に隠してありました。
キーワード ファウストのペンダント

 最後の暗号メモ解読となった美浜町へ向かいました。ここが最大のある意味難関場所だったかも知れません。とにかく、ちょっとした山登りをしてきました。

MIHAMA の解答
隠し場所
久々子近くの「彫刻の森」、ノーム(地精)の円柱の根元。
解き方
 まず絵から、『虹』から2q、『松』から17q、『和風の建築物』から30qの距離のところに『柱のようなもの』があり、その根元が隠し場所ということがわかります。観光マップと見比べると、絵はそれぞれ、レインボーライン、気比の松原、明通寺(三重塔)を指していていることがわかり、『ある芸術家』という言葉と地図上の位置から彫刻の森であると推理できます。 『階段をのぼり、道が分かれたら左にすすめ』は現地での道順を示していて、その通り進んだ先、広場の奥に、絵に似たオブジェがあります。宝箱はそのオブジェに隠してありました。
キーワード ビフテキ

 ということで、合計3日間を使って「銀河鉄道999の宝探し」をしてきました。まぁ、車が無いと宝箱がある場所へ行けない場所もありましたが、ドライブ大好きな私としては楽しかったですね。でもね、一人で回るのは多分つまらないと思う。

備考
銀河鉄道株式会社 様式4.1

 


 

【乗務日誌 番外編に戻る】