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車掌室

車掌の乗務日誌 番外編

敦賀で「松本零士モニュメント絵画コンクール」が8月26日(日)に開催され、まだ暑さも厳しい中、絵画コンクールに参加してきました。私は絵心がないので参加は見送りましたが、嫁さんと子供の共同作品という形で参加しました。 




銀河鉄道株式会社 車掌区 No.000
乗 務 日 誌 

2007年08月26日(月)   天候:晴

区長

 

主任

 

 敦賀で「松本零士モニュメント絵画コンクール」が8月26日(日)に開催され、まだ暑さも厳しい中、絵画コンクールに参加してきました。私は絵心がないので参加は見送りましたが、嫁さんと子供の共同作品という形で参加しました。一応、作戦ではうちの息子は2歳なんで、絵なんて描けませんから背景で殴り書きしてもらい、嫁さんがモニュメントをしっかり描いて貰うという考えでしたが、実際、受付に参加登録したら画用紙は2枚くれまして、私にまで参加して欲しい主催者側の雰囲気でしたが、子供のお世話係と言うことで、やんわり断りました。これが結果的に良かったです。
 当日は天気も晴れまして、暑かったですが敦賀は海沿いということで、海風が適度に吹いていまして涼しくは無かったですが、名古屋ほど猛暑ではありませんでした。
 999MLにも一緒に行く人を誘いまして、関西地区からまないたさんが参加しまして、私らと一緒に同行することになりました。開会式はJR敦賀駅前のロータリー広場で行われ、松本先生がベロタクシーに乗車して登場。鉄郎くんが運転して、隣にはメーテルさんが一緒に乗車。見るだけで暑そうです。(実際、かなり暑いということでした。)

 このベロタクシーの後ろは、「銀河鉄道999」のイラストが描かれていました。今回、松本先生専用車ということで、絵画コンクールが始まってから閉会式まで、これに乗って、絵を描いている参加者を巡回していました。
 開会式で松本先生は、「自分が好きな角度を選んで描いて」「余白も作品の一部。空間を大事にして」とアドバイスしました。
 まないたさんと相談して、この後に、敦賀信用金庫にて「松本零士展」のオープニングセレモニーがあるということでしたので、「敦賀信用金庫の近くで写生しよう」ということで移動し、写生対象のモニュメントは、「別離」。それと、松本先生がコンクール開催中に絶対に参加者を巡回してくると思いまして、この場所を確保して私は子供のお世話に専念し、嫁さんとまないたさんは写生に集中してもらいました。子供はじっとはしていませんので、ママに近寄って行きますがパパがおやつを上げたり、散歩であちらこちらを歩いてみたりと、ある意味大変でした。そしたら、松本先生がベロタクシーに乗って私らに近づいてきました。

 鉄郎くんが運転して、松本先生とメーテルさんが乗車、そして大勢のスタッフを引き連れてアドバイスで巡回するとのこと。私の予想は当たりました。時間的に私らが一番最初だった見たいです。絵を描いている参加者に声をかけてきてあれこれアドバイスしている最中、私はその後ろで子供のお世話中。おやつやお茶を飲ませたりして邪魔にならないよう気遣っていました。しかし、うちの嫁さんは緊張したのか松本先生が話しかけてきたら、色鉛筆を「ガチャン!」と落としてしまい大慌て。回りのスタッフも色鉛筆を拾ってくれましたが、これがさらに輪をかけ緊張した嫁さんに私が近寄って「落ち着きなさい(笑)」と声をかけてやりました。これが結果的に場を和ますことになり、次の展開がはじまりました。

 色鉛筆を拾ってくれたスタッフの中に、敦賀駅前で999グッズを販売しているお店の方がいまして、前回、敦賀に行ったときにグッズをいっぱい買っていったのを覚えていてくれて、「あぁ〜、お久しぶりです。」と挨拶しつつ、そのスタッフの方は、松本先生に事情を話してくれて、嫁さんも「『銀河鉄道999』が縁で結婚したということで、一度お礼が言いたかった。」という話をして盛り上がり、松本先生も快くサインに応じてくれました。


 松本先生は次の巡回場所へ出発、我々の場所で時間を割いてくれたことに感謝しつつ、写生の続きを再開しました。お昼ご飯をどうするかで相談し、コンビニで何か買ってきましょうと言うことで、嫁さんとまないたさんはそのまま現場で写生をして貰い、私と息子でコンビニを探しに商店街を回り、ついでに氣比神宮に作品が入賞するようお参りしてきました。コンビニは結局見つからず、平和堂のスーパーにあるレストランで食べようと移動しましたが、なかなかのんびり出来そうなところが無く、バーミアンにて昼食を済ませました。なかなか、2歳の子供と一緒に食べられるレストランはファミリーレストランくらいしか無いんですよね。
 昼食&休憩も済ませ、13時から始まる敦賀信用金庫の「松本零士展」のオープニングセレモニーの会場へ向かいました。


 敦賀信用金庫本店前でのセレモニーで、テープカット前に松本先生からのお話がありまして、その後、敦賀信用金庫理事長、敦賀市長、松本先生のテープカットでした。しかし、司会者がテープカットのタイミングの説明をしているとき、「はい、どうぞ!と言ったら・・・」という説明中にテープカットしてしまう珍事もありましたが、それは無かったことでセレモニーは進行していきました(笑)。銀行自体は日曜日と言うことでお休みでしたが、ロビーの一部を開放してのお披露目でした。松本先生が展示してある作品などを説明しながら回っておりました。お馴染みの展示物もあれば、見たことがないものもありましたね。
 オープニングセレモニーも終わって、写生の続きに戻りますが、元々の場所は、午後から陽が当たって暑いので風通しのいい場所に移動しての続きでした。ほとんど出来ているので、細かい部分の仕上げだけだったのでした。うちの子供もじっとはしていないので、近くにあった公園で遊ばせたり、おやつを食べたりして過ごし、嫁さんの作品ができあがったので、子供にも何か描かせようと、色鉛筆を持たせて描かせました。まぁ、殴り書きなんですけどね。それはそれで楽しそうに色鉛筆を持って描いていました。
 作品を提出して、審査発表まで敦賀駅前のロータリーまで戻りました。敦賀信用金庫本店で作品の審査に時間がかかり、閉会式の時間は遅れましたが、松本先生がベロタクシーに乗って戻ってきました。


 受賞者への賞品が並べられ、額入りの賞状と賞品のフィギュアが机に準備され始め、ちらっと嫁さんの作品が見えたので、なんらかの賞がもらえるんじゃないかと期待して待っていました。敦賀市長から各部門の受賞者へ賞状が渡されましたが、嫁さんやまないたさんの名前は呼ばれず、いよいよ上位賞の発表で、最後の一般の部の最優秀賞「松本零士賞」発表で、嫁さんの名前が呼ばれました。もうびっくり!嫁さんに絵心があるというのは今回の絵画コンクールで思いましたが、まさか、最優秀賞を受賞するとは思わなかった。


 嫁さんの第一声は「ありがとうございます。とても嬉しいです。」と緊張している様子が伺えない感じでの挨拶でしたが(笑)、最優秀賞の賞品はハーロックのフィギュアでした。発売前のフィギュアだそうで松本先生がゴールドのペイントマーカでサインしていました。我が家にハーロックが来ることになりました。我が家の家宝になりますね。
 松本先生の締めの挨拶では、「当日に作品を描いて、そのまま当日に審査すると言うことは面白い。」「審査するのにいろいろ悩んだ。」らしいです。審査を見ていたスタッフの方の話だと、審査し始めて、まず嫁さんの作品が外されたらしいです。要するに受賞作品としては確定ということだったみたいです。


 その後は取材が入りまして、地元のケーブルテレビや新聞社の取材がありまして、翌日の新聞やニュース映像にて報道されました。最優秀賞「松本零士賞」受賞作品は右上の作品です。私が受賞したわけじゃないけど、ほんとびっくりしたし嬉しいですね。
 コンクール終了後、まないたさんと小浜市の講演会で知り合った岡山の方も参加していましたので、駅前の喫茶店でお茶して、いろいろ話をしていたら夕方7時頃になって、お開きして解散しました。
 今回の「松本零士モニュメント絵画コンクール」の全作品は、「敦賀観光物産フェア2007」2007年10月20日(土)〜21日(日)にて全作品が展示されました。
備考
銀河鉄道株式会社 様式4.1

 



 

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