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撮影地:1970年3月28日 糸崎機関区(撮影者:山岸さん) |
名古屋機関区に配置されている頃、特急「つばめ」「はと」の牽引に使用された機関車。昭和29年12月に東海道本線スピードアップ計画の予備調査のために木曽川橋梁強度試験高速走行のテスト機関車に選ばれ、12月15日に129km/hを記録。狭軌軌道における蒸気機関車速度の世界記録である。米原電化後は梅小路、下関で山陽本線の特急を牽引し、最後は呉線で「C6215」「C6216」と連番で運行したあと、名古屋市の東山動植物園に保存されていたが、2009年2月に2011年春開館予定のJR東海博物館(仮称)に展示するため、名古屋市から返還された。 | ||||||||
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<経歴> ・落成 昭和23年12月30日 ・使用開始 昭和24年1月26日 ・移動 昭和23年 1月21日 岡山機関区 昭和25年 8月10日 名古屋機関区 昭和30年 7月17日 梅小路機関区 昭和33年 4月12日 下関機関区 昭和39年10月 1日 広島機関区 昭和40年 2月28日 糸崎機関区 昭和46年 1月13日 稲沢第1機関区 昭和46年 3月 8日 廃車 |
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東山動植物園(名古屋市千種区)で展示されている蒸気機関車C6217号機が、2010年2月上旬に所有するJR東海が名古屋港金城ふ頭(港区)で、2011年に開業するJR東海博物館(仮称)に移転させる。展示は1971年(昭和46年)から38年に及ぶ。
C6217号機は旧国鉄時代の名古屋機関区に配備され、特急「つばめ」「はと」をけん引。1954年(昭和29年)12月に東海道線で、蒸気機関車として世界初の時速129キロを達成したことでも知られる。旧国鉄が市に無償貸与していたが、民営化後、JR東海が所有権を承継しており、博物館建設を機に返還を申し入れた。 JR東海博物館は、高速鉄道技術の紹介が主眼で、JR東海の担当者は「高速鉄道を語る上で、欠かせないシンボル的な車両。後世に残すべき車両なので、屋内展示で大切に保存していきたい」と話している。 |
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情報元 中日新聞2009年11月26日付
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