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銀河鉄道営業局
ミノルタプラネタリウム
銀河鉄道999 -消えた太陽系-」
2001年〜  ミノルタプラネタリウム系プラネタリウム館

「その時代・・・
銀河鉄道の軌道線路は宇宙空間に敷設され、無限にのびていた。人々はそれぞれの夢を抱き、銀河鉄道の乗り込み、果てしない宇宙の大海原に旅立った・・・」
銀河鉄道999 -消えた太陽系-
   
ナレーション 「機械伯爵の人間狩りによって母親を殺された鉄郎は、遠い宇宙の彼方に、機械の身体をくれる星があると聞き、美しい謎の女性メーテルと一緒に銀河超特急999号に乗り込んだ。鉄郎の目の前には、未知なる大宇宙が広がっている・・・」
   
鉄郎 「行けども行けども、星は遠くで輝くばかり・・・あ〜あ、こんなんじゃ、機械の身体を手入れる前にお爺ちゃんになっちゃうよ・・・」
車掌 「銀河超特急999号の現在位置は、銀河系内75万光年。運行システム異常なし!客室車内、異常なし!『銀河鉄道規則』違反なし!よし、万事順調、順調と・・・」
鉄郎 「車掌さん、順調すぎて、つまらないよ。」
車掌 「いや〜、鉄郎さん、退屈なさっているようですねぇ。」
鉄郎 「だって、もう何日も、窓の外の景色が全然変わらないんだもん。」
車掌 「しょうがありませんよ。それだけ宇宙は広いんですから。たとえて言うならば・・・女の子に振られた人を慰めるとき、よく、『女なんて星の数ほどいるんだから、くよくよするなよ!』なんて言うじゃないですか。あれはウソ。デタラメもいいとこですね。」
鉄郎 「デタラメ?」
車掌 「ケタがまるで違いますよ!鉄郎さんがいた地球から見える銀河だけでも1000億以上ですよ。しかも、その銀河それぞれには平均して、数十億の星が含まれています。ま、単純に計算しても、10の20乗・・・数字で表すと、星がこんなにもあることになります。」
 
100000000000000000000もの星
 
鉄郎 「うわ〜っ!多すぎて、まるで単位がわからないや。」
車掌 「星の数はおそらくこれ以上でしょう。どちらにしても、女の子はこんなにいませんからね。」
鉄郎 「女の子がこんなにいたら、オレだってモテモテなのになぁ〜」
車掌 「いや、残念でした。ま、いたとしても鉄郎さんの引力に引き寄せられるかは疑問ですけど。要するに、これだけの星が存在するとてつもなくだだっ広〜い空間を私たちは旅しているわけです。」
メーテル 「そして、それらの星のひとつとして同じものはないの。人間の顔が一人一人違うようにね。」
鉄郎 「メーテル。」
メーテル 「人と同じように、年老いた星もあれば、生まれたばかりの星もある・・・宝石のように明るい星に、怒りっぽくて、ちょっと怖い星・・・おだやかで優しい星に、暗くて冷たい星・・・たくさんの仲間と一緒で、にぎやかな星に、みんなから離れて、ひとりぼっちの星・・・大きさも違えば性格も違う。気が遠くなるほど広い宇宙には、私たちが想像も付かない星がまだまだいっぱいあるの。」
鉄郎 「・・・宇宙って、スゲェ〜んだなぁ!」
 
(光が迫る音!)
 
メーテル 「何かしら?」
鉄郎 「うわ〜っ!」
車掌 「ひえ〜!な、なんだ?」
 
(機関車内の緊急事態警報!)
 
機関車 「侵入者発見!侵入者発見!惑星クロノルナ カラ テレポートサレテキタヨウデス!タダチニ列車外ヘ排除シテ下サイ!タダチニ排除シテ下サイ!」
 



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