【最初に戻る】

銀河鉄道 研修センター

【第5教室】

Nゲージ999号初心者講座

マイクロエース製Nゲージ999号について、講師を招いてのNゲージ初心者講座です。



車掌: 「夏休み終わりましたね。」
原田: 「終わっちゃいましたね。」
車掌: 「そろそろ原稿のストックが無くなるのですが(^^ゞ」
原田: 「あっ、そうなんですか(^^;;」
車掌: 「そろそろまとめないといけません。」
原田: 「う〜ん、どこまで進みましたっけ?(笑)」
車掌: 「こらこら・・・」
   
  編集部 注)↑あくまでフィクションです(^^;

機関区にはやはり その1
ターンテーブル欲しいなぁ・・・
ミツセ: 「ターンテーブル(*1)欲しいなぁ・・・」
原田: 「勿論、扇形庫(*2)もセットでね!ちなみにトミックスの扇形庫は機関車をバックで入庫させると、ちゃんと扉が閉まります。」
   
用語解説  ターンテーブル(転車台)

参考資料

転車台とも呼ばれます。機関車の進行方向を変えるときに、放射状に集まったレールの中心に、ぐるりと回るレールが一本あります。そこに機関車が入り、ぐるりと回転して進行方向を変えます。参考に梅小路蒸気機関車館のターンテーブル(転車台)でのC622の回転の様子をご覧下さい。

ターンテーブルにC622が進入します。

ターンテーブルに乗りました。

左回りで回転中

徐々に正面をこちらに向けてきました。

まもなく回転を終了します。

方向転換終了しました。

・扇形庫(*2)
字の通り、扇形に並んだ機関車の車庫。扇形車庫の中心にターンテーブルがあり、そこで方向を転換して車庫に入庫したりする。上記の解説のターンテーブルの後ろに写っているのが梅小路蒸気機関車館の扇形車庫
   
ミツセ: 「KATOのターンテーブルよりTOMIXの方がお勧めですか?」
  「TOMIXのターンテーブルとユニトラックって繋げられませんよね?ってことはTOMIXの道床買った方がいいのかなぁ...」
原田: 「KATOのターンテーブルは実は外国製のものを日本仕様(色替え程度)にして発売しています。メーカーはヨーロッパ方面ですが、どこでしたっけ・・・・」
ミツセ: 「ターンテーブルはユニトラックのページに含まれてて分かりませんが、扇形庫は輸入ストラクチャーのページで、デンマーク・ヘルヤン社だそうですョ。」
原田: 「そう、ヘルヤンでした。あはは・・・」(メモメモ)
車掌: 「とかなんとかいってさりげなくメモするのやめましょうね」
原田: 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へい」
   
原田: 「というわけで、ターンテーブル自体も、それに付帯する扇形庫も、どことなくヨーロッパ調になってしまいます。扇形庫は煉瓦作りってのが結構有ったけど、ドイツの01が乗って似合うようなターンテーブルにD51・C57・86・勿論C62・・・やっぱり似合わん!」
  「そもそも鉄道はイギリスから伝わった文化(*3)ですので、初期の頃に建てられた施設(駅舎・機関庫)などはその雰囲気でも良いのですが、ターンテーブルの形状自体がちょっと違和感あります。」
   
  用語解説
鉄道はイギリスが発祥の地です。日本の鉄道は北海道はアメリカの技術その他の地域はイギリスの技術が輸入されました。
   
ミツセ: 「これ、すごくかっこいいです。」
原田: 「対し、TOMIXのテーブルの利点は、何と云ってもその設置性」
  「ターンテーブルは大抵地面を彫り込んで作ってありますが、TOMIXのものは、その部分を省略。一見アン・リアルな気もしますがこれが模型的には大正解!つまり平地にレールを敷く感覚で、ほいっとターンテーブルも設置できてしまうのです」
  「対しあくまで実物に拘るKATOのものは、その彫り込みも表現・・・・つまりベース(土台)に彫り込んだ分だけ厚みが有るため、床の上に本体を置くと、わざわざターンテーブルへ行くのに坂道を作ってやらなければなりません。」
  「あくまでレール面とターンテーブルを平面にしようとした場合、専用のレイアウトボードを購入し、そこへ線路、建物ともども固定して使用せざるを得ない事になります。レイアウト建設の第一歩・・・という点では良いかも知れませんが、どっちを取るか・・・と云われたら、やはりお手軽設置型のTOMIXに軍配が上がります。」
   
原田: 「そんなTOMIXにも欠点が・・・・」


♪キーンコーンカーンコーン
原田: 「あら、こんな良いところで(^^ゞ」
車掌: 「まぁ、しょうがないですよ。短縮日課ですから・・・」
原田: 「それでは、今日の講義は次回へ続きます。」
 
ちゃんちゃん!
 

銀河鉄道広報局「ギャラクシーれーるうぇい」第54号 2001年9月6日掲載



機関区にはやはり その2