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銀河鉄道 研修センター |
【第5教室】 Nゲージ999号初心者講座 |
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マイクロエース製Nゲージ999号について、講師を招いてのNゲージ初心者講座です。 | |
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原田: | 「そろそろレールの話しを完結させませんと・・・・さて、どう締めくくりましょうか(^^ゞ」 |
車掌: | 「まさか、締めの言葉が浮かばないとか?」 |
原田: | 「まさかそんなぁ〜 はっはっは・・・・・(図星)」 |
編集部 注)↑あくまでフィクションです(^^; |
オフロード敷設術!!凹凸なんて怖くない? | ||||||||||||
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TOMIXのレールは連結する部分に差し込む“ベロ”部分があるので、2本のレールが確実に一体化し、上下の高低差による「折れ現象」が緩和出来ます。段差がある場合でも、極端な段差(1センチとか2センチとか)で無い限り、レール自体の“しなり”によって難なく敷設出来てしまうのです。 従って、不整地面にレールを敷く場合はTOMIXの方が有利です。 また、TOMIXの道床の色はユニ・トラックの様なグレーではなく、赤茶色にしてあります。実際の鉄道では、ブレーキ動作(車輪をブレーキシューで挟んで回転を止める・もしくは車輪に付いた円盤:ブレーキディスクを挟んで回転を止める)により磨り減った鉄粉が道床一帯に飛び散り、それが雨で錆びて軌道敷一帯が赤茶色に変色してしまいます。すなわち張り替えたての新線というより、使い込まれたローカル線というイメージを出すのにぴったりです。 ただ、TOMIXのレールは全体的にカーブがきつめで、ポイントの分岐角も大きく、実感味に欠けるのと、構造上、使い込んでくるとポイント上での“停電”が起きやすくなる点に問題があります。また、ジョイント部の接点がレールとガッチリくっ付けてある為、抜き差しを繰り返すうちに接点金具が変形し、徐々に確実な電気的接続が得られなくなってくるといった欠点もあります。 |
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実感的だが、凹凸に弱いユニ・トラック。対し、連結は確実だが、ポイントの精度にやや不満の残るトミックス・・・・ 考えれば考えるほど迷ってしまいます。まずは両者を所有してみて、自分に合った方、好みの方を選んで戴くのが宜しいのですが・・・ |
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KATOMIX(カトミクス)で敷設!? | ||||||||||||
どちらの長所も取り込んで新線を敷設したいという方に、打ってつけのアダプターがあります。 KATOが発売しているユニ・トラックのレールの内の一つに “S62J”という品番のレールが・・・・ 品番からして怪しいこのレール。果たしてその正体とは! |
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そうです、この前後で継ぎ目の違うレールを用いることにより、両者のレールは連結可能だったわけです。 | ||||||||||||
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繋げるとなると、凹凸のある部屋でもKATOのレールを使うことが可能となります。つまり、段差のある部分の周囲のみ、ジョイントレールを使用してTOMIXのレールで通過し、平坦な部分はKATOで敷設するもよし、そのままTOMIXで行くもよし・・・と、かなり選択の幅が広がります。 また、軽い段差なら、いちいちジョイントして逃げなくても、レールの継ぎ目部の下に厚紙(シャツ等を買うと入っているボール紙)を適宜敷いてやるだけでスムーズに通過してくれる場合もあります。 また、KATOで始めたが、凹凸の問題でTOMIXのレールに乗り替えた・・・と云う方も元々使っていたKATOのレールを無駄に遊ばせずに済みます。ぜひこの機会にS62Jを手に入れて、両者のレールの特性を生かしつつ線路を敷いてみましょう。敢えて少々でこぼこしている部屋でのレール敷設にチャレンジしてみるのも面白いと思います。 |
♪キーンコーンカーンコーン | |
原田: | 「今日は時間内に終われました(^^)」 |
車掌: | 「今日は短縮日課じゃ無かったんですねぇ・・・」 |
原田: | 「あら?そうだったんですか」 |
車掌: | 「次の講義は何の内容か決めてます?」 |
原田: | 「あっ、忙しいので・・・忙しいので〜」 |
車掌: | 「逃げられた(笑)」 |
ちゃんちゃん! | |
銀河鉄道広報局「ギャラクシーれーるうぇい」第46号 2001年4月24日掲載 |