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銀河鉄道 研修センター |
【第5教室】 Nゲージ999号初心者講座 |
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マイクロエース製Nゲージ999号について、講師を招いてのNゲージ初心者講座です。 | |
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原田邸に緊急電話が・・・ | |
本社: | 「研修センターにお客様が来ている。至急、出勤せよ。」 |
原田: | 「えっ?お正月はお休みを頂いたはずですが・・・」 |
本社: | 「鉄道会社に“休み”という文字は無い!年中無休24時間体制、緊急時に非常召集されるのは服務規程の義務です。」 |
原田: | 「すいません、至急本社に出勤します・・・」 |
「って緊急時なのか?(笑)」 | |
編集部 注)↑あくまでフィクションです(^^; |
999の正式編成って何両でしょう? |
ミツセ: | 何度も私ばっかりスミマセンが、ミツセです。第5回講座とても面白かったですバイ。 |
原田: | これはこれは。重ね重ね有り難う御座います」m(_ _)m |
車掌: | ミツセさんは熱心に受講されてますねえ |
原田: | よ〜し、今回もミツセさんの質問に答えちゃいまスペシャルってことで一回貸し切り講義で行きましょ〜〜・・・ |
車掌: | その後ちゃんと卓上汽車軌道の講義もお願いしますよ |
原田: | ・・・・・・・・・・・・・ハイ |
機関車の場合の両数って「機関車を含める」んでしょうか?「含めない」んでしょうか? | |||||||||||||||||||||||||||||
なるほど、そう来ましたか。 編成両数については、原則として機関車は含まれません。編成とは機関車に牽引される車の列でして、“牽引をする車輛”は勘定に入れないのです。 その証拠に、号車札(一号車/二号車/・・・)は機関車には付けませんよね。 |
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また、機関車は「機関区」、客車は「客車区」と管理区分が別なので、それぞれ管理する上で、通し番号にされてしまうと少々厄介です。 その事もあってか、編成は客車と機関車の間で一区切り付けるというのが常識となっています。 |
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模型の方でも同じ事が云えます。鉄道趣味的頭で見れば、マイクロの999は「○○版7両セット」ではなく、「C62××牽引・○○版6両編成」とするのが正しいのですが、これだとパッと見に解りにくいですよね。 「なんで6両なのに7つ入ってるん?」という素朴な質問を抑えるために“7両セット”としたのだと思われます。(初心者対策です) |
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電車だと、動力車にも客席があるので「含める」のだと思うんですが。 | |||||||||||||||||||||||||||||
乗客の乗る車両は、間違いなく編成車両数の勘定に入れます。だから先頭の運転台付きの車も、中間の動力発生車輛もきちんとカウントします。これは電車に限らず、気動車(ディーゼルカー)の場合でも同じですね。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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鉄郎とメーテルが乗車している客車は何号車? | ||||||||
第3回で車掌さんが「鉄郎さんやメーテルさんが乗っていたのは、たしか>3両目」って言ってましたので、3両目に[スハ43]を入れようかなとか思ってます。 この質問を送った後、劇場版を観てたら、999号の車掌さんが「次の停車駅は“タイタン”」と言って入ってくる時、ドアの上に[2]と書いてあったので2号車だと思います。 本社の車掌さんが言ってた「3両目」ってのはTVでしょうか?TVの方は、「メモリアルLD 全2巻」しか持たないもので。 |
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これについては、正確な資料がありませんので・・・・ | ||||||||
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それでは、原田先生に代わって私、車掌がお答えします。 劇場版では、私も確認しましたが、たしかに、[2]という数字が車掌さんの右上に表示がありました。第3回目で3両目と説明したのはTV版の場合です。そこで、TV版でも確認してみました。 |
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[スハニ35]ってどんなんでしょう?走行中に皆で機関車の所に集まるシーンがありますけど、荷物室が間にあっても通れるんでしょうか? ドアがあるとか? | ||||||||
実際には、999に荷物車は連結されていません。さよなら999編で地球を発車した999がカタパルトレールに向かう際、併走してるシーンがありますが、炭水車の後ろにはすぐスハ43が繋がっています。 マイクロエースの編成は、実在した44系特急の編成を意識してスハニ35を入れたのだと思います。それにしては“食堂車が無い”などの問題点も見られますが・・・・・・ |
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'96年8月29日〜10月26日にかけて西日本新聞に連載された「時の輪の接する処」の35回で
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九州は軸重(機関車の車輪一軸毎に掛かる車両重量の事)の関係で、C62は入れなかったのでは無いでしょうか。 確か大型旅客機はC59/C61しか在籍していなかったように思います。どちらかといえば、九州なら筑豊本線のC55が思い浮かぶのですが・・・ 門司鉄道部正式の“門鉄”デフレクタを装備したC55はスマートで格好良かったですね(^^) |
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で、肝心のC62についてですが、確か松本先生が、その昔東京に滞在中に良く乗車した「常磐線普通列車」が「銀河鉄道999」の構想のベースになった・・・と聞いたことがあります。その当時はC62+43系の普通列車でしたから。 | ||||||||
ところでこの連載記事って単行本になってるんでしょうか?どなたか情報もっとらんですか? 今のところは切り抜きをコピーして製本してますけど。切り抜きの方が"味"があっていいとかいなぁ? |
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'96年8月29日〜10月26日にかけて西日本新聞に連載された「時の輪の接する処」についての詳しい情報をお持ちの方は、当社連絡を! | ||||||||
情報です。 KATOのカタログによると、私がバラで買った[マシ35]は、現在では「つばめ・はとセット」の"セット販売のみ"になってしまってます。よって食堂車[マシ35]が欲しい方は[スハニ35][マイテ49]が付いてきます。在庫が残ってれば別でしょうけど。 |
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そういえば[スハ44]のパッケージ変わってたような。けれど今欲しいのは[スハ43]。まだ1両しか持ってない。最近[スハ43]を店頭で見かけないんですよね。哀しい。 | ||||||||
そうですね、スハ43の客車は最近非常(←非情)に品薄です。どうしても欲しい!!ということであれば・・・・・ グリーンマックスというメーカーから発売されている「客車キット」(プラモデルの要領で組み立てるNゲージ車輛の事)を買って組むしか無いですねぇ・・・ ちゃんとスハフ42・スハ43型のキットも売ってますが・・・ ○ 室内の椅子の再現が無いこと ○ 照明ユニットの取付が困難 ○ 塗装もセルフサービス ○ 台車は別りょ〜〜〜き〜ん(別売り) ○ なにより組み立てねばならない! という点から、初心者の方には少々苦しいかと思います。キットの組立、改造まで愉しめるようになれれば、この「面倒くささ」も、逆に「手間を掛けて造った、世界にたった一つしか無い自分だけの車輛」だ、と置き換えて車輛にますます愛着が湧くこと請け合いなのですが・・・ |
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♪キーンコーンカーンコーン | |
車掌: | 次回までには原稿間に合いますか?ちょっと、心配(^^ゞ |
原田: | はい、間に合うように残業シマスです、はい。 |
車掌: | 残業手当出ませんよ。銀河鉄道株式会社は厳しいので(笑) |
原田: | 「ハイです(苦笑)」 |
ちゃんちゃん! | |
次回は「卓上汽車軌道建設記−2 〜(軌道敷設着手準備号1)〜」を講義して頂きます。 | |
銀河鉄道広報局「ギャラクシーれーるうぇい」第40号 2001年1月8日掲載 |