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車掌の乗務日誌 番外編

松本先生生誕80周年&「銀河鉄道999」40周年を記念して、東京フィルハーモニー交響楽団演奏による「銀河鉄道999シンフォニー・コンサート」が東京のサントリーホールで上演されましたので上京してきました。

 

銀河鉄道株式会社 車掌区 No.000
乗 務 日 誌 

2018年10月30日(火)   天候:晴

区長

 

主任

 

 松本先生生誕80周年&「銀河鉄道999」40周年を記念して、東京フィル交響楽団演奏による「銀河鉄道999シンフォニー・コンサート」が東京のサントリーホールで上演されましたので上京してきました。

 上演する曲は、交響詩「銀河鉄道999」と組曲「銀河鉄道999」の2本立て、どちらも青木望さんが音楽担当されました。最初にこの情報を知った時、平日開催ということで仕事休んで行けるかどうか、すごく悩んだのですが、この手の生演奏は、1999年の「幻想軌道コンサート」以来になり、東京フィルハーモニー交響楽団が生演奏ということで、やっぱりこれは聴きに行かないと後悔するなと思いまして、夜勤を調整してチケットを確保して行きました。

交響詩「銀河鉄道999」映画サウンドトラック
組曲「銀河鉄道999」テレビサウンドトラック

 お馴染みのCDです。おそらく人生で数えきれないくらい聞いた交響詩と組曲になります。ちなみに、初めて買ったのは、交響詩のLPレコードです。

 東京には15時頃に到着して、宿泊ホテルにチェックインする前に、サントリーホールの場所の下見も兼ねて開演前の様子を伺いに。目的はチラシが欲しかったので窓口付近のチラシラックにあるかなと思ったのですが無かったですね。

  さて、サントリーホール周辺を散策して宿泊ホテルへ向かいました。なんか、久々にワクワクする感じです。

 18時に再びサントリーホールに到着。今回は、久々に旧999MLメンバーとも会う約束をしていて、零時郎さんとHISAさんとコンサート会場で合流することにしていました。実はHISAさんとはほぼ初対面。零時郎さんとは北九州博覧祭2001の北九州オフ会以来の17年ぶりの再会です。

 正面入り口には、液晶ディスプレーには「銀河鉄道999シンフォニックコンサート」のポスターの画像が表示されています。でも、前々から思っていたのですが、このポスターの絵柄は劇場版2作目「さよなら銀河鉄道999〜アンドロメダ終着駅〜」で音楽は東海林修さんなんですよね。コンサートの内容は劇場版1作目とTV版組曲で青木望さんが音楽担当なんですよね。スタッフの方々はそれを知ってるのかな?と思っていたのでした。それとも、何か意図があるのかなって。でも、この違和感は最後に解消されました。
 18時15分に会場内に入れるようになりました。年代が若い方々もいましたが、私の周辺は世代は同じ感じなので40代50代がメインかな。零時郎さんもHISAさんも1階ということでしたが、座席がバラバラですので、休憩時に再合流ということで座席に向かいました。
 私が座った位置から見るとこんな感じの風景になります。演奏者が目の前って感じでした。パイプオルガンもすごいですね。今回は「宇宙戦艦ヤマト」関係は演奏がありませんが、「白色彗星」のパイプオルガンの演奏も聞いてみたい。私から見えたのは、ハーブ、ピアノ、電子オルガンもあったかな。写真には見えていないけど、ドラム演奏もする感じです。本格的なクラシックコンサートは見たことが無いのですが、舞台いっぱいに楽器が並んでいる感じです。
 これ以降は撮影禁止なので会場内撮影はここまでです。演奏が始まる直前には、ほぼ満席となりました。この日は、客席に収録カメラが入るという告知がありましたので、この演奏会のDVDが発売されることを期待したいです。公演時間は、第1部が45分、休憩20分、第2部が55分の約2時間の演奏会だそうです。


 さぁ、これから演奏する第1部の曲目の紹介です。ご存知かと思いますが。
第一部 交響詩 銀河鉄道999
01 序曲-メインテーマ 07 時間城へ
02 “鉄郎”、勇気ある少年 08 愛の目覚め
03 惜別 そして未知への憧れ 09 心の詩とアルカディア号
04 テイキング・オフ!銀河の彼方へ 10 惑星メーテル
05 氷の中のレクイエム 11 銀河に散ったクレア・・・涙
06 可憐な少女 ガラスのクレア 12 終曲-別離そして新たなる出発

 演奏者の方々が着席して、指揮の矢澤定明さんが登場すると会場内は拍手喝采。そして、静かになると・・・序曲が始まりました。もうだめ、CDと同じではないですか・・・超感動!そして、頭の中には、バックに地球そして「銀河鉄道999」のタイトルが浮かんでいます。イメージは以下の感じで、皆さんもそうだったと思います。

 会場内は映像の投影は無いと断りがありましたが、その必要はないと思いました。それぞれの演奏でそのシーンが浮かんでいる状態です。手のひらに汗が出てくるという感じで、すごく集中して聞いていました。鉄郎とお母さんが雪の草原の中を歩いているシーンで使われている曲で、「あぁ〜」とバックで歌っているスキャットでは歌手・田中彩子さんがパイプオルガンの前に登場。凄く透き通る歌声でした。私は詳しくないですが、田中彩子さんは世界的に活躍している有名な方らしいです。
 「テイキング・オフ!」が始まると、サプライズでタケカワさんが登場するのではないかと、少し期待したのですが登場せず。編曲されて演奏されました。いや〜、フルオーケストラでの「テイキング・オフ!」も素晴らしかったです。すごく迫力のある演奏でした。

 少し聴く余裕が出てきたところで、映画やCDで聞いている音楽では気にしたことが無かったのですが、生演奏なんで、私が座った場所は、主にバイオリンやハーブの演奏がよく見えたのですが、上手く説明が出来ないのですが、「そうか、この音はこうやって音を出していたんだ」という発見もありました。

 第1部のクライマックス、「惑星メーテル」は、劇場版1作目の音楽として私が一番大好きな音楽です。鉄郎とメーテルが脱出しているシーンを思い浮かべながら超感動でした。生演奏は迫力があってすごく感動しますね。
 そして、ラストのシーン、鉄郎がメーテルが乗った999号を追いかけて走っていく別離のシーンは「銀河鉄道999」なんですが、タケカワさんは登場しないので編曲されたフルオーケストラ演奏。迫力あるゴダイゴの「銀河鉄道999」が終わって、会場内は拍手の嵐。いつまでも鳴り止まない拍手、私も感動しての拍手を何度も送って休憩に入ります。


  休憩中は、私もロビーをうろうろしてチラシも確保、入場時に頂いたパンフレットも置いてあったので、数枚確保。そして零時郎さんとHISAさんと合流。すでに二人は飲んでるし(笑)。第1部の感想なんかも話して、あっという間の20分の休憩が終わって第2部に入ります。


第二部 組曲 銀河鉄道999 ナレーション付き
01 序曲−出発 きらめく銀河〜アンドロメダへ 05 流浪 悲しみの旅路
02 慕情 母の面影〜青い地球 06 冒険 孤独〜追跡
03 挑戦 襲撃〜怒り〜苦悩 07 出会い 宇宙の盗賊たち
04 不思議な星 未知への誘い 08 終曲−永遠の祈り 望郷〜目覚め〜祈り


 ここからはナレーションが入ります。ナレーション担当は、今年6月から7月で公演があった舞台「銀河鉄道999〜GALAXY OPERA〜」で鉄郎役を担当した中川晃教さんが加わりました。指揮者の左隣のイスに腰掛けました。

 「西暦2221年、地球の宇宙交通機関は飛躍的な発達を遂げていた。宇宙鉄道網は、銀河の果てまで広がり、宇宙列車が毎日のように、地球と惑星の間を往復していた・・・」という感じのナレーションから始まり、その後、組曲の音楽の合間でナレーションが入ります。演奏が終わって指揮者の矢澤さんが中川さんに合図を送るのが、私の席からはよく見えました。
 TV版の組曲は、いろいろなシーンで使われるので、人によっては思い浮かべるシーンもさまざまだと思いますが、999号が緊急事態(脱線したりとか・・・)によく使われる曲や鉄郎くんやメーテルさんが逃げたり走ったりするシーンに使われる、ちょっと緊迫感がある曲が好きなんですよ。
 TV版組曲は主題歌や挿入歌は入っていないので、ささきいさおさんがサプライズで主題歌を歌うということも無く、終曲まで演奏が終わりました。なんというか、あっという間のコンサートでした。最後、指揮者やナレーションをした中川晃教さんが退場するのですが、会場内は拍手喝采、鳴り止まずアンコール登場です。ここからサプライズが始まります。

 指揮者が客席に向かって望遠鏡で覗くような感じで何か合図を出していました。何気に後ろを見ると、劇場版1作目とTV版組曲を担当した青木望さんと奥さまが客席にて鑑賞されていました。スタッフの方に促されて席をお立ちになり、会場内から感謝を込めた拍手喝さいを浴びていました。生の青木望さんを初めて近くで見ました。
 さらに情報公開がこの日の夜0時が解禁だったらしいのですが、来年は劇場版「銀河鉄道999」公開40周年ということで、舞台「銀河鉄道999〜GALAXY OPERA〜」の続編となる舞台「銀河鉄道999 さよならメーテル〜僕の永遠」が来年4月からの公演が決定したということです。


  会場内は拍手、拍手、拍手!!そうか、前作が時間城で終わってしまっていたのですが、続編ありきのストーリーということが分かりました。まぁ、好評だったということですね。
 そして、休憩中にアンコール曲が発表されていたらしいのですが、私は気づかず、全く知らない状態でアンコール曲が発表されました。

 「アンコール曲は映画『さよなら銀河鉄道999』より『再会 愛のテーマ』をお送りします。」

 私は「再会」が大好きで、この曲を聴くと何とも言えない感じがするのです。人によっては鉄郎とメーテルが惑星らーメタルで再会するシーンだったり、別離のシーンだったりするのですが私の場合は再会するシーンなんです。ピアノ曲が本当に好きで涙が出てくる音楽なんですが、これがアンコール曲で聞けるとは想定もしておらず、ほんと超感動!でした。
 このアンコール曲の選曲は、おそらく舞台「銀河鉄道999 さよならメーテル〜僕の永遠」で皆さんと「再会」と「さよならメーテル」にかけてるんだろうな。そして、お亡くなりになった東海林修さんへの追悼も兼ねているのかも知れません。そうか、最初に違和感があったポスターの絵柄が1作目の劇場版のポスターの絵柄では無くて、「さよなら銀河鉄道999」の絵柄を使っていた理由が何となくわかったような気がします。もし、これが推測通りならば、スタッフの方々ごめんなさいですね。

 最後のサプライズで感動の余韻を残しつつ、会場を出たら後ろから青木望さん夫婦とスタッフの方々がいまして、私たちはすぐに気付いたのですが、HISAさんは握手を求めて記念撮影もしてもらってました。


 コンサートが終わる21時過ぎ、ですらーくんへ「遅い夕食を一緒に食べませんか。」と私が呼んでいたので、会場外で合流しました。999ML内では名前は知っているのですがですらーくんは、零時郎さんとHISAさんとは初対面だったらしい。
 せっかく、コンサートに来たので4人で写真撮りましょうとなりまして、近くいた女性の方に頼んで、看板前で撮影しました。でも、液晶ディスプレイの看板で明るかったので、ちょっと逆光ぎみでしたがご愛嬌ということで。
 もう一人、ちょうど仕事で上京していた、まないたさんもダメ元で誘ってみたら、こちらに仕事終了後に来るということでしたが、なかなか終わらず会場での合流は諦め、夕食場所で合流することに。
 サントリーホールの最寄駅に近い居酒屋さんに入りまして、いろいろな話をして、いろいろ注文して気づいたらラストオーダーになった時間で、まないたさんと合流。まないたさんも零時郎さんとHISAさんとは初対面だったらしい。でも、999MLでは知っているので不思議ですね。再度、みんなで記念撮影して、ミニオフ会は終了しました。

 久々に楽しかったイベントで、嫁さんと一緒に来られなかったのが非常に残念でしたが、仕事休んで思い切って上京して良かったコンサートでした。ミニオフ会も出来まして楽しかったです。
 ということで、来年は劇場版「銀河鉄道999」上映40周年ということで、劇場版2作目「さよなら銀河鉄道999」とセットで完全版のシンフォニック・コンサートを企画してほしいと心から願っております。

 領収書をもらったので、ここに記念に載せておきます。上品なお店で料理はおいしかったです。


情報元
備考
銀河鉄道株式会社 様式4.1

 



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