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車掌の乗務日誌番外編

「大交響詩 幻想軌道1999」 鑑賞レポート

銀河鉄道株式会社 車掌区 No.000
乗 務 日 誌 

    平成11年9月3日(土)、4日(日)  天候 曇り             区長印  主任印 
 1999年9月3日と4日に行って参りました、東京芸術劇場での「大交響詩 幻想軌道1999」は、昨年と比べてパワーアップしていました。音楽に関しての感想は、オーケストラと「宇宙戦艦ヤマト」のことなんか詳しい知識がないんで書けないんですが、素人なりに「銀河鉄道999」を中心に書いていきます。

<第一楽章 銀河鉄道999>
1. 序曲〜メインテーマ
  この曲なんですが、「人は皆、星の海を見ながら旅に出る・・・」のナレーターから始まる、劇場版1作目のオープニングですね。曲の最高潮の時に地球とタイトルが“で〜ん”と出てくるシーンに使われます。はっきり言って、ここでゾクゾクとしました。もう、文句無いです。はい。

2. 惜別そして未知への憧れ
  この曲は昨年もあったような・・・。鉄郎がパスを奪って逃走するシーンに使われてましたね。はっきり言って、この曲も文句はありませんです。

3. 心の詩とアルカディア号
  劇場版1作目では、ハーモニカの演奏部分があるんですが、昨年今年ともにハーモニカの部分はありませんでした。シーンで言うと、惑星メーテルにアルカディア号が戦闘開始するシーンに使われた部分からです。今年はスクリーンに、このシーンが映し出されて盛り上げました。楽団を見ようか映像を見ようか悩みました(^^;

4. 惑星メーテル
  はっきり言って鳥肌立ちました。もう、コーラス付きで聞けるなんて最高でした。演奏途中に出されたスクリーンのシーンも鉄郎とメーテルが惑星メーテルの崩壊から一生懸命に逃げるシーンです。これが聞けただけでも大満足!東京まで上京した甲斐があったモノです。はい。ゲストの青木望さん(劇場版1作目を作曲した方)もお気に入りの曲だと言っていました。

ここまでが劇場版「銀河鉄道999」に使われていた曲でした。ここからは劇場版「さよなら銀河鉄道999」です。

5. 序曲〜パルチザンの戦士たち
  正確には、「メインテーマ〜新しい旅へ〜」でした。鉄郎が発車した999号に乗り込み、カタパルトレールが崩れていくシーンに使われた曲です。スクリーンに流された映像は、なぜか違っていたんですが曲に関しては文句無いです。老パルチザンが鉄郎に語りかけるシーンに使われている部分なんかは最高でしたね。最後が少しカットされていたんですが文句はこれくらいかな?これが聴けると思っていなかったので、なんかうれしかったです。

6. 再会〜LOVE THEME〜
  ハンカチの用意は準備万端でした(笑)。昨年、聞けなかったので今年は、これを聞くために上京した様なモノです。はっきり言って感動ものですね。映像は当然、惑星ラーメタルでの再会のシーンです。ピアノが良かった(^^)
  本当に生演奏で聞けて良かった。ちょっと、映像が最後でカットされてしまったんですが本当に聞けて良かった・・・。言葉になんて表現したら良いかわかりません。来年も生演奏が聴きたいですね。

7. 終曲〜戦いの歌〜
  「ラ、ラ、ラ〜ラ、ララララ〜」から始まる男性コーラスが良かった!最後のシーンですね。スクリーンに映し出された映像も名場面をどんどん流しましたね。この流れで「SAYONARA」が聞けたら、もっと最高でした。素人から聞いても文句の付けようがない出来でした。ただし、これも少しカットされていたのが残念です。

ここまでが劇場版「さよなら銀河鉄道999」でした。第一楽章の最後を飾るのが・・・

8. 青い地球
  ささきいさおさん登場です!本物ですね。(当たり前なんですが・・・)

<第2楽章 宇宙戦艦ヤマト>
  ささきいさおさんの歌もさることながら、スキャットの川島和子さんも最高でしたね。ことしもパイプオルガンの「白色彗星」が聞けました。昨年は、音が低い感じだったんですが今年は少し高かったように感じました。ですが、パイプオルガンでしたね。いつ聞いてもすばらしい音色です。 

<宇宙講演会〜大交響詩 幻想軌道1999>
  文部省宇宙科学研究所 的川泰宣教授、玉川大学学術研究所 佐治晴夫教授と松本先生とでのトークでした。この講演会が始まる前に、佐治教授がパイプオルガンを演奏してくれました。
  講演会なんで、正直寝てしまうかもと思っていたんですがおもしろかったです。宇宙講演会というよりも、今度打ち上げられるスペースシャトルに毛利さんが乗り込むんですが、メーテルの絵が彫り込んである腕時計が一緒に宇宙へ行くとかの話でした。

9月3日
<第3楽章 THE GALAXY EXPRESS 999>

  タケカワユキヒデさん登場!ここでのキーワードは「行ってきます!」(爆)
1. テイキング・オフ(TAKING OFF!)
  曲を作詞した時点で英語バージョンを日本語に訳して、ところどころ英語が残っているんですが・・・と言う話の内容で「TAKING OFF!」の歌詞の部分を日本語に訳すと「行ってきます!」。ここで、会場内は大爆笑!ツボを押さえられたという感じでした。もう、この曲を聴いてしまうと、しばらく忘れないでしょう。

2. 銀河鉄道999(THE GALAXY EXPRESS 999)
  昨年も歌ったんですが昨年はアンコール曲でした。生の本物の歌はいつ聴いてもいいですね。

9月4日
<第3楽章 宇宙海賊キャプテンハーロック>

  キャプテンハーロックでは、水木一郎さんが1000曲ライブのために声が出ないと言うことでビデオゲストでした。生の水木一郎さんの「宇宙海賊キャプテンハーロック」が聞けなかったのは残念です。テレビの曲が演奏されたんですが、私、CDとかを持っていないんで知らない曲ばかりなんです。どこかで聞いたことあるなぁって感じです。

<第4楽章 戦士の銃〜コスモドラグーン〜>
1. 序曲
  OVAの「クイーンエメラルダス」からの演奏でした。CDも持っているので聞いたことある曲でした。文句無いですね。

2. SYMPHONIE SUITE“HARLOCK SAGA”
  元々がクラシックの曲なんでそうだと思うんですが、一番出来映えが良かったんではないでしょうか?本領発揮というところでしょうか。とにかく、素晴らしかった!惑星ラインの重力波オルガンの曲のパイプオルガンでの演奏は最高でした!   

<アンコール>
  ささきいさおさんが松本先生の先導で登場しアンコール曲を歌ってくれました。
1. 真っ赤なスカーフ
  ささきいさおさんの代表作ですね。ちなみに、昨年のアンコールでも歌いました。

2. 銀河鉄道999
  TV版オープニングです。昨年は少年少女合唱団が歌ったんですが、今年は大人のバックコーラスでしたね。これもまたなんかいい雰囲気が出ていました。最後は会場内は手拍子で盛り上がりました。松本先生が「一緒に歌って下さい。」と言っていたんですが、なんかはずかしかったです。でも、小さい声で歌いました(笑)


 3日と4日のコンサートに行ったんですが、席が3日は1階の右の方、4日は左の方だったんです。場所にもよるんですが、4日の方が上手かったですね。気のせいかも知れないけど(^^;
 特に「再会〜LOVE THEME〜」はピアノが左の方にあったので、4日の席は左の方でしたからピアノの曲がよく聴けました。まぁ、当たり前と言えば当たり前なんですが・・・

 とにかく、上京して良かったです!昨年に比べてリクエスト曲も多く、アンケートには「さよなら銀河鉄道999」の「青春の幻影」をリクエストしてきました。ライブCDも予約してきました。CDが到着したら、再び感動のコンサートを思い出したいと思います。
 料金は9,990円でした。高いという方もいるでしょう。特に学生さんにはちょっと辛い金額ですね。しかし、この料金に見合うコンサートでした。あと、少しだけあえて苦言を申しますと、映像と演奏のタイミングをどうにかして欲しいですね。努力は認めます。来年はもっとパワーアップした「大交響詩 幻想軌道」が聞きたいですね。もう、満足でした。今年は行きそびれた方、来年は必ず行くようお勧めします。
銀河鉄道株式会社 様式3

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