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車掌室

車掌の乗務日誌 番外編

上信電鉄「銀河鉄道999号」2周年記念イベントで、板橋克己氏の個展が車内で開催されました。板橋さん本人も参加したイベントに乗車してきました。



銀河鉄道株式会社 車掌区 No.000
乗 務 日 誌 

2010年10月17日(日)   天候:晴

区長

 

主任

 

 このイベントの前日には、西武鉄道と秩父鉄道の999スタンプラリーをしてきまして、秩父鉄道経由で前日に高崎入りしました。JR高崎駅の横のホテルに宿泊していましたので、時間ぎりぎりにチェックアウトして上信電鉄の高崎駅に向かいました。


 幸い天気も良くイベント日和となりました。まずは、駅窓口に行きまして板橋さんデザインの「銀河鉄道999号2周年記念乗車券」を購入して、mixiコミュ「メカデザイナー板橋克己」に参加しているメンバーと合流しましたが、誰が誰だかわからないんですよね。副管理人の風媒花さんと板橋さん、999MLメンバーでもあるsekaiくんが頼りですかね。
 999号ですが、イベントの時など特別な走行時しか装着しないヘッドマークをつけてホームに進入してきました。
 9時57分、定刻通り臨時列車として高崎駅を出発です。車内にはイラストが展示されており、ちょっと変わった雰囲気に圧倒されました。窓枠にイラストを引っかけるという表現が正しいかな。広告枠の場所に展示するのかなと思っていましたが、そこだとイラストが曲がってしまうとか、吊り広告の部分だと破れるとかありますが、窓枠に展示するアイデアは関心しました。
 そうやって、いろいろ車内を見ていたら、先頭車両で主催者と板橋さんからの挨拶が始まりました。挨拶が終わると、あっという間に上信富岡駅に到着です。

 ちょうど地元のお祭りのイベントもあり、銀河鉄道999号の到着に合わせて、山車も勢揃いの総出のお出迎えでした。乗客として乗っている私たちや他のお客さんもびっくりという感じで、主賓の板橋さんは記念撮影で大忙しです。
 この上信富岡駅前が「銀河鉄道999号2周年記念イベント」会場となっており、999号は副線に停車、自由に個展の作品が見学でき、駅前のテントでは板橋さんデザインのオリジナルグッズも発売、露店も出ていてにぎやかな感じでした。
 それでは、停車中の時間を使いまして、車内の個展会場を紹介しましょう。車内吊り広告の場所なんかを使っているのかと思ったら、意外にも窓枠を上手く利用した展示でした。板橋さんの話では、吊り広告のような展示だと、走行中かなり揺れるので左右に振られて危険ということです。たしかに言われたらそうなんです。
 窓枠に展示固定しても、そんなに車内は暗い感じはせず、ちょうど席に座って向かい側の作品が見られる感じです。また、荷物棚の広告部分には、現地の小学生が描いた作品も展示されていました。


 駅前広場では、急遽、板橋さんのサイン会が始まっていました。今回の2周年記念グッズは、先ほど紹介した記念入場券やいろいろなグッズが販売されておりました。もちろん、全部ではありませんがそれなりに購入しました。また、11時くらいだったかな、エコバックの無料配布ということで並びまして、車掌さんがデザインされたエコバックもいただきまして大満足です。
 そして、板橋さんは主催者や市役所の方々なんでしょうか、立ち話をしていたと思ったらどこかへ移動されたので、きっと今後のイベント協力などの打ち合わせをしていたんだろうと・・・


 12時くらいになりまして、駅前に大勢いた乗客は、昼食をするために移動して、ちょっと落ち着き始めました。停車時間14時までと結構長いので、せっかく富岡にきましたので、sekaiくんと一緒に昼食もかねて中心部へ。さきほど駅に出迎えてくれた山車が街中を練り歩いていました。
 昼食は駅からちょっと離れた通り沿いの喫茶店で済まし、世界遺産暫定リストに登録された「富岡製糸場」へ見学です。

 正直あまり詳しくは無いのですが、富岡製糸場がどれだけ有名なのかは知らなかったです。
 見学するには、この日は富岡市民は無料だったのですが、それ以外は有料です。入場料を払って場内に入りますと、見学者がいっぱいでした。
 団体旅行の方々がメインだったと思いますが、ガイドツアーに紛れて説明を一緒に聞いたりして、工場内を回りつつ、製糸機械も最近まで動いていたようですので、そんなに古臭い感じはなかったのですが、雰囲気が「博物館明治村」な感じでした。(明治村に行ったことがある人にはなんとなく雰囲気が伝わっていると思いますが・・・)

 工場内を見学していたら、あっという間に時間が過ぎて、停車時間もそろそろということで富岡駅に戻りました。14時に上州富岡駅を出発して、終点の下仁田駅に到着です。


 下仁田駅に到着して折り返しの高崎駅に出発するまで時間がありますので、一度、駅から外へ出て休憩です。その間、特別列車の999号は、下仁田駅でヘッドマークの付け替えです。


 下仁田駅前にあるお店で、ソフトクリームやお茶などを購入して休憩です。下仁田駅前で記念撮影も始まっていました。そして、列車に戻るときにちょっとしたイベントがありまして、板橋さんが駅員に切符の検札でハサミを入れてもらうという演出がありました。


 自動改札機ではありませんし、磁気券でもありません。いわゆる硬券にハサミを入れてもらうというのは、ここ最近では見なくなりました。私が小学生のころは、近くを走る名鉄電車も硬券で駅へ入るときにハサミを入れてもらっていましたけどね。今では自動改札機です。

 帰りは乗客の皆さんに画廊列車に展示された作品を無料でプレゼントする抽選会です。
 乗客全員から抽選のくじを回収して、いよいよ抽選会です。どれか当たることを期待していましたが、私やsekaiくんは何も当たらず残念でした。しかし、板橋さんは作品以外にもポストカードを用意していて、これも抽選でプレゼントということでうれしい限りでしたが、これも当たらず残念でした。
 1泊2日の旅行でしたが、いろいろなイベントがあったりと楽しい高崎への旅でした。
 最後、高崎駅に到着後、一部の方々と一緒に上信電鉄本社へ。車庫へ入庫した999号をバックに主催者関係者に交じって記念撮影に収まらせていただきました。

 この時に主催者関係者と話ができたのですが、次のイベントは富岡市美術館で板橋さんの個展を企画しているということでした。また、その次も決まっていて、ぐんま県立天文台でも個展の企画があるということでした。愛知からはなかなか遠くて行けないのですが、どちらも楽しみな企画です。行けるタイミングだったら行きたいですね。


 今回の2周年記念のイベントでは、主催者の方々に親切にしていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
備考
銀河鉄道株式会社 様式4.1

 

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