実際は人が通れる大きさではありません(^^ゞ |
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999号では、石炭を投げ入れる「焚き口戸」が機関車コンピュータールームへ出入りするところとなっています。左上の写真はC621号機の「焚き口戸」ですが、実際に人間が通れる大きさじゃないですね(笑)
実際は右上の写真のように石炭が燃えて、中は真っ赤です。
石炭が燃えていない状態は、左の写真です。
右上の写真
C622がスチーム号として梅小路蒸気機関車館で走行しているときに撮影させていただきました。
左上の写真
C621の写真は、特別許可により撮影させていただいています。 |
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実際はここには通路はありません。 |
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999号の機関車コンピュータールームへ行くには、客車から炭水車の通路を通って運転台に行くのですが、左上の写真のように、実際のC62には炭水車に通路はありません。この炭水車には、石炭と水が満載されていますので、通路を作るスペースはありません。その炭水車を上から見た写真が右上の写真です。(中身はありませんけどね)
炭水車を斜め後ろから撮影した写真が左の写真です。
TV版の999号だったら、このプレートが付いているところです。 |
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実際の運転台はこんな感じです。 |
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実際のC62の運転台です。いろいろな計器類があり、999号の運転台とは雰囲気が違います。
TV版「銀河鉄道999」では、最終回「青春の幻影 さらば999(後編)」にて、女王プロメシュームの陰謀により、999号ごとブラックホールへ送り込み、非常脱出のために999号が最大出力を出したためにコンピューターがダウン、鉄郎が999号を手動運転するシーンが登場します。さらに、劇場版「さよなら銀河鉄道999」では、「サイレンの魔女」接近のため、999号自身の機械エネルギーが使えないので車掌さんが手動運転します。その間、鉄郎がボイラーに石炭投げ入れていますね。 |
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<1番の写真>
クロスヘッドは、ピストン棒の前後で滑り棒をスライドし、クロスヘッドに付く主連棒によって動輪を回転させる。 |
<2番の写真>
牽引車両、機関車の大型により制動のために多くの空気圧縮が必要になるため、また空気漏れも多くなるので複式空気圧縮機が採用されています。
空気圧縮機で作られた圧縮空気は、空気溜に溜めます。
構造は、高圧蒸気・低圧空気シリンダー、低圧蒸気・高圧空気シリンダーとピストン棒で直結、蒸気は2段に作用するので単式空気圧縮機より同容量に圧縮するのに1/3の蒸気で済みます。
調圧器は、空気圧縮機の運転を自動的に制御、空気溜の圧力を規定圧力に調整する。 |
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<3番の写真>
機関車が大型化し軸重(動輪にかかる重量)が増えて、その重量を分散するために、また、規格が低い軌床(道床)の弱い線区でも走れるように従台車を2軸としました。
火室は、字の通り石炭を燃やすところでして、基本構造は内火室と下部に石炭を撒いて燃やす火格子を設け、底部にもえかすの灰を落とす灰箱、運転室側には石炭を投入する焚き口がある。
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<4番の写真>
機関車のスピードが上がると前からの気流は煙室前面に当たって上方及び左右に拡がる。左右に拡がった気流は両側のデフで遮られて上方に移行する。この様にして煙突付近では上昇気流になるので排煙も上方に誘導される。
これにより煙が運転室に進入することもなく、前方視界は遮られることはなくなる。 |
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<5番の写真>
ボイラー脇のランボード上に設置して、運転席の逆転テコと作用棒で結ばれている。逆転機シリンダーに圧縮空気を送り、ピストンにより逆転棒を動かす。逆転テコは機関車を前・後に動かすもので、前に倒すと前進、後ろに倒すと後進位置となります。 |