▼・・・長い長い銀河の旅の物語は、ここから始まる。 |
松本零士原作、細田守監督による15分間の3D立体映像。松本作品が3D映像化されたのはこれで2作目。
制作期間は1年未満で1999年4月〜5月に脚本と絵コンテ、1999年6月〜2000年1月にカット作成とモデリング。2月24日に丸の内東映を皮切りに福岡、大阪で完成披露試写会となりました。 |
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▼STORY |
機械化人が支配する地球・・・ |
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星野鉄郎はいつか自分も機会の身体を手に入れ、機械伯爵に殺された母親の分まで生きると誓う。メガロポリスステーションの大回廊では、アナウンスボールが999号の発車を告げている。発車のベルが高らかに鳴り響く。
鉄郎とメーテルを乗せた999号は激しく蒸気を噴き上げ、猛烈なスピードで発進した。
いつの間にか宇宙に出ていたのか、ふと気がつくと窓の外には巨大な月が出ている。食堂車に座る二人にウェイトレスのクレアが声をかけた。その美しいクリスタルガラスの身体に見惚れる鉄郎に、いつか血の通った暖かい身体を買うことが夢なのとクレアは語った。小惑星のかけらにぶつかった999号が揺れ、奥のテーブルからガラスの割れる音が響く。鉄郎が振り向くと、機械富豪が怒りにまかせて謝罪するクレアを撃とうとしていた。クレアを守るため、機械富豪に立ち向かう鉄郎の放った銃弾が機械富豪を打ち抜く。 |
「私、今まで誰かに助けられたことなんてなかった。」
「僕のお母さんは機械化人に殺されたんだ。君も同じ目には合わせられないだろ。」
「鉄郎さん、あなたの手は暖かいわ・・・」 |
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やがて宇宙トンネルに近づいた999号の車内に、大きな警告音が鳴り渡る。不安を感じた鉄郎が客室に戻ろうとドアを開けると、そこには無限の宇宙が広がっていた。次々と信じられない体験をする鉄郎に、最愛の母を殺した機械伯爵の亡霊が襲いかかる。機械伯爵にしがみつき、必死で鉄郎を助けようとするクレア。そのクリスタルガラスの身体が、はかなげな光を放っていた。
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▼公開 |
公開 |
2000年2月24日 丸の内東映、福岡、大阪で完成披露試写会 |
上映時間 |
15分54秒 |
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▼スタッフ |
原作・総設定 |
松本零士 |
制作総指揮 |
古田健治(工学博士) |
企画 |
相原 晃、林 冨喜江、丸山昭一郎、本沢泰洋、中島延浩 |
脚本 |
島田 満 |
3DCGチーフデザイナー |
村上 大 |
3DCGデザイナー |
野路 薫、稲石祐喜子、平澤成直、原口佳人、板野満宏、西川和宏、李 顯培、 |
閔 鶴基、住田永司、鏡見陽子、望月綾子、河 義政 |
メカニカルCG
アートディレクター |
鈴木貴光 |
2D合成・編集 |
柳 隆、仲西規人、藤田卓也 |
マットペインティング |
井手広法 |
ラフ原画 |
出口としお |
2D美術 |
田村せいき |
モーションキャプチャー |
棟方さくら、佐野洋子 |
チーフプロデューサー |
中村一夫 |
プロデューサー |
齋藤文哉、上村 健 |
エグゼクティブプロデューサー |
吉岡 賢 |
音楽 |
東海林修 |
アシスタントプロデューサー |
鷲尾 天 |
選曲 |
西川耕祐 |
音響効果 |
今野康之 |
録音 |
池上信照 |
録音助手 |
川田清貴、藤村 聡 |
編集 |
西澤光紀 |
録音スタジオ |
タバック |
編集スタジオ |
クロステレビ |
プロデューサー |
清水慎治 |
演出 |
細田 守 |
協力 |
The Better Condition of Life Co.,Ltd. |
制作 |
株式会社ビジュアルサイエンス研究所 |
製作 |
東映株式会社、東映アニメーション株式会社、株式会社デジタルアミューズ |
配給 |
(株)デジタルアミューズ |
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▼主題歌 |
主題歌 |
「THE GALAXY EXPRESS 999」 |
作詞 |
奈良橋陽子/山川啓介 |
作曲 |
タケカワユキヒデ |
編曲 |
ミッキー吉野 |
歌・演奏 |
中ゴダイゴ(日本コロムビア) |
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▼声の出演 |
星野鉄郎 |
野沢雅子 |
メーテル |
池田昌子 |
車掌 |
肝付兼太 |
クレア |
皆口裕子 |
機械富豪 |
平田広明 |
アナウンスA |
永野 愛 |
アナウンスB |
高橋広樹 |
オペレーターA |
木村雅史 |
オペレーターB |
徳光由香 |
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▼作品のDISC化 |
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