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第30話 幽霊世界のフィラメント   1979年(昭和54年)4月12日放送

脚本・藤川桂介  美術・窪田忠雄  作画監督・落合正宗  演出・生頼昭憲

 
爆発したフィラメント星が残したガス雲の中で、鉄郎は亡霊が乗る車両に引き込まれ、亡霊の親子によって連れ去られてしまった。亡霊の母は、子供に鉄郎の身体を与え、我が子を蘇らせようとするが、生前、鉄郎と同じように機械の身体に憧れていた亡霊の少年は、鉄郎の身体を奪い取ることが出来ず、鉄郎を999号へ帰してくれた。
 

キャスト

◇幽霊の親子
  かつてフィラメント星が存在していた頃、そこで鉄郎とその母と全く同じような暮らしをしていた母子。母は、息子の魂に実体を持たせようと鉄郎をさらうが、鉄郎の心が息子と同じ事を知り、断念する。
 
◇少年
山本圭子(やまもとけいこ) 8月7日 大阪 青二プロ
「狼少年ケン」「もーれつア太郎」「元祖天才バカボン」他

◇少年の母親 
信沢三恵子(のぶさわみえこ) 5月16日 東京 劇団NLT(同人舎プロダクション)
「母を訪ねて三千里」「未来少年コナン」「野球狂の詩」他

◇汽車の声
山田俊司(やまだしゅうじ) 10月25日 北海道 青二プロ(リマックス)
「一休さん」「惑星ロボ ダンガードA」「ちびまる子ちゃん ナレーション」他

◇亡霊A
菊池紘子(きくちひろこ) 10月6日   テアトル・エコー
 

◇亡霊B
戸谷公次(とたにこうじ) 7月12日 愛知 青二プロ
「劇場版 さよなら銀河鉄道999」パルチザンC
「サイボーグ009」「キャンディ・キャンディー」「一休さん」他
 

製作者スタッフ

オープニング
企画 別所孝治(フジテレビ) 横山賢二 小湊洋市
原作 松本零士
連載 週刊少年キング テレビマガジン たのしい幼稚園 おともだち 他
音楽 青木 望
 指揮 中谷勝昭 
 演奏 コロムビア シンフォニック・オーケストラ
主題歌  作詞 橋本 淳
       作曲 平尾昌晃
       編曲 青木 望
       歌 ささきいさお 
杉並児童合唱団(コロムビアレコード・朝日ソノラマ・ファンファニー)
チーフディレクター 西沢信孝
制作 フジテレビ 東映
 
エンディング
企画 別所孝治(フジテレビ) 横山賢二 小湊洋市
音楽 青木 望
チーフディレクター 西沢信孝
製作担当 佐伯雅久
脚本 藤川桂介
作画 長谷川憲生 菊池城二 板野一郎 小曽根良江 小松良江 岩井美登理
背景 山川 晃 中村 靖
仕上 松原明徳 安永陽子 冨永 勤
特殊効果 中島正之
編集 吉川泰広(タバック)
録音 池上信照(タバック)
選曲 宮下 滋
効果 松田昭彦
撮影 白井久男
製作進行 伊東政雄
記録 池田紀代子
現像 東映化学
チーフデザイナー 浦田又治
美術 窪田忠雄
総作画監修 湖川 滋
作画監督 落合正宗
演出 生頼昭憲
 

CMアイキャッチ

前半CM 666号 鉄郎
後半CM後 777号 メーテル
 

「え〜たいへん長らくご迷惑をおかけいたしました。まもなく雲の海を抜けます。次の停車駅は銀の谷、停車時間は3時間と22分。次は銀の谷〜」

銀の谷

サケザン大陸

怒髪星

 
 
淡く光る星の中には、死んだ人の魂が寄り集まって光っているものもあるという。と、古代の宇宙旅行者は、その光りのもの悲しさについて書き残している。そう言われて星座を見回すと、悲しい光りの星がなんと多いことだろうと鉄郎は思った・・・
 

次週予告

罵り合い、殴り合いながら、何のこだわりもない。信じ合い、許し合えるから、何の気兼ねもない。荒々しくも心暖かい人々の星。乱暴で陽気なユートピアがそこにある。次回の銀河鉄道999は「怒髪星」に停まります。
 

第31話 怒髪星

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