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銀河鉄道総務局 お客様係
調査依頼 01号
銀河鉄道総務局お客様係へ寄せられた「銀河鉄道999」に関する調査依頼及び当社からお客様へ調査依頼するページです。



あなたの情報をお待ちしております。
▼調査依頼をお読み下さい。

調査依頼をされたヴィヴィアンさんよりメールが届いております。メールと伝言板に記載されたものを分かりやす
く、一部抜粋しながら整理しました。

#以下の文章は、文章自体は何も触らず、今までのメールや伝言板等でやりとりしたモノを切り張りしながら話の順を追って整理したものです。



■鉄郎が劇場版の鉄郎だった

私は”アニメ”だけでなく、TVで「999」を見たことがありません。
ただ、1度だけ知り合いの家でビデオ録画された「999」を見ました。
自分が何歳だったのか不明ですが夏休み(だと思います)に知り合いの家でTV放送を録画した「999」を見つけ見せてもらいました。
それは間違い無く「劇場版999」でした。そう言いきれるのは、鉄郎が劇場版の鉄郎だったからです。

■コバルト文庫?の小説

それからしばらくたって、知り合いのお姉さんの部屋に「小説999」があり私が「貸してほしい」と頼むと「もう読んだから、そんに好きならあげる」とくれました。それが1982年の冬頃(1〜3月?)のように思います。
その本の出版元は不明ですが「コバルト文庫」?だったと思うのですが。
(最近自分の記憶に自信がもてません)
そして、いきなり時はタイムスリップして、2000年1月1日になります。

■「劇場版 銀河鉄道999」を見た私はパニック

正月番組に飽きた私はレンタルビデオ屋に行きました。そして借りたのが「劇場版 銀河鉄道999」でした。つまり、第一作です。実は、昨年漫画おたくな友人(人妻)から「原作999」第一部(?)を全巻借りて読んでいたので昔見た「劇場版」が見たくなったのです。

所々忘れていた場面は、ありましたけど、ほぼ記憶していたとうりでした。ただラスト・シーンで、私はパニくりました。私の見たのと違うんです。
私の記憶では、ホームに鉄郎が残るのではなく(見送っている)メーテルがホームに残るんです。
「それは、”さよなら―――”だろー!!」と言わないで下さい。
パニくった私は、すぐに”さよなら――”をレンタルして確認しました。でも、”さよなら――”は初めから終わりまで、全く記憶にないんです。どの場面も「はじめて見た」ものでした。

■君は機械の体なのに、なぜ泣いてるんだ?

そして、”さよなら――”のシーンと、私の記憶しているものは違うんです。上手く言えないけれど、、微妙に、、。
あと、ビデオは所々にセリフが抜けているような気がしたんです。私の記憶のセリフを再現しますと、

「メーテル、メーテルの目から涙が出ている。 君は機械の身体なのに、どうして涙が出るんだ? 君は機械の身体なのに、なぜ泣いているんだ?」

と、言うセリフでした。(どこまで正確か不明ですが、、)
鉄郎が999の窓を開けて言います。つまり、ビデオ化されている物とは鉄郎とメーテルの立ち位置が逆ですね。

■そのセルフは知ってる・・・

友人が「記憶違いじゃない?」と言いつつ「んっ!?」と考え込むのが先の鉄郎のセリフがその場面で出てくると話すと考え込んでしまいます。「そのセルフは知ってる、、」と言って。つまり、車掌さんと同じ反応なんです。

■私の記憶の中にある鉄郎の台詞は本当に鉄郎のモノなのか?

彼女は「さよなら銀河鉄道999」は見に行っているのですが「劇場版第1作」は初めて見たという事で私と違うところで興奮していました。ですから、彼女に尋ねても何も分からなかったのです。これが、流れになります。

私も掲示板に書き込んでから私なりに考えてみたのですが・・
まず、私の記憶の中にある鉄郎の台詞は本当に鉄郎のモノなのか?
それをずっと考えていたのですがその台詞が他の何かアニメなり映画の中のモノと考えられないか?とか思いましたがやはり「999」以外私には思いつきませんでした。

最近では、「このラスト・シーンだったかも?」なんて、ゴチャゴチャしてきました。でも、それなら初めて見た時の驚きはなんだった?と考えています。
そして、また、こう思うようにもなりました。
”さよなら――”が公開される年に前の映画版をTV放送し「夏休みに新しい映画が公開されます」的に番組の最後に”さよなら――”のCMをしたのかな?と、、。
でも、はたしてCMでラスト・シーン流すかなぁ?とも思います。
これが、単純な私の記憶違いか、はたまたTV放送時に違うラスト・シーンだったのか(それは無いと思うが、、)
etc・・・ご存知の方いらっしゃいましたら、教えてください。

▼コバルト文庫「銀河鉄道999」

この件について、詳細を知っている方の募集をしたところ、13号さんよりメールを頂きましたのでご紹介します。


■集英社文庫コバルトシリーズ「銀河鉄道999」

 ドアのガラスの向こうから手を振るメーテルはボロボロと涙を 流していた。
 「機械の体なのに……涙を……メーテル,君は涙を流している……」


集英社文庫コバルトシリーズ「銀河鉄道999」(S54.08.15 第1刷発行)P.332より抜粋

■アニメについてはわかりません

私自身はオリジナルの劇場版を見たことがないため,アニメについてはわかりません。もしかしたらヤマトみたいにバージョン違いがあるかもしれませんけど。

台本の決定稿は,メーテルは泣かないんで,公開バージョンはそのセリフもないのではないかと推測されます。

準備稿については所持してないのでわかりませんが,小説でそのような記述があるということは,準備稿にあった可能性はあります。もちろん,この小説の筆者の創作の可能性もあります。とくにこの小説はエメラルダスとトチローのことが事細かく書かれてますからねぇ(笑)

■セリフが違うでしょ。

ただね,そのかたの言ってるのとセリフが違うでしょ。ということは,この小説を見たっていうわけではなさそうです。
とりあえず,小説に関しては,少年画報社のジュニア版,ヤング版,集英社モンキー文庫版(青春文庫版含む)を確認しましたけど,あのような記述はありませんでした。

あとはソノラマ版の小説かなぁ。こっちは読んだことないのでわからないです。


零時郎さんからも同じ回答が寄せられました。


■車掌さん見落としかも(^^ゞ

小説の件ですが、少年画報社から出ているヤング版、ジュニア版、朝日パノラマから出ているもの、集英社のA5判、二見書房ものいずれもなく、書かれていたのは集英社文庫のコバルトシリーズです。(車掌さん見落としたのかも^^;)
P332の16行目に

「機械の体なのに……涙を……メーテル、君は涙を流している!……」

と書かれてます。



はい、コバルト文庫の小説が登場しましたね。ヴィヴィアンさんも13号さんも零時郎さんも・・・

▼いろいろな小説「銀河鉄道999」

13号さん、零時郎さんも調べたという小説ですが、もう一度見てみました。

■少年画報社 発行
 ・ヒットコミックス小説「銀河鉄道999」上下巻(ジュニア版)
  昭和54年12月15日重版 原作:松本零士 脚色:辻 真先

 ・ヒットコミックス小説「銀河鉄道999」上下巻(ヤング版)
  昭和54年9月15日2版 原作:松本零士 脚色:井口佳江子

■集英社 発行
 ・モンキー文庫小説「銀河鉄道999」上下巻
  昭和54年8月6日初版 原作:松本零士 文:林 孝

 ・コバルトシリーズ小説「銀河鉄道999」
  昭和54年8月30日2版 原作・監修:松本零士 小説:若桜木 虔

■朝日ソノラマ 発行
 ・SFロマン小説「銀河鉄道999」1・2巻
  昭和54年7月25日初版 原作:松本零士 文:藤川桂介

 ・SFソノラマ文庫小説「銀河鉄道999」
  昭和56年7月10日初版 原作:松本零士 文:藤川桂介

以上が私が所持している劇場版1作目の小説なんですが、たしかに、コバルト文庫以外の小説は、そのようなセリフは登場しませんでした。


▼設定資料集を見てみると・・・

13号さんが指摘している台本の決定稿、準備稿と言うのを設定資料集で探してみました。探してみた設定資料集というのは・・・

■少年画報社 発行
 ・週刊少年キング増刊 昭和54年10月28日発行
   銀河鉄道999 劇場映画設定資料集 保存版
   企画・原作・構成 松本零士  資料協力 東映動画


これによりますと、
・独占!銀河鉄道999 松本零士(秘)メモ4
・銀河鉄道999 決定稿シナリオ完全収録
があります。ですが、両方ともあのようなセリフは出てきません。

▼劇場版1作目はTVで見たのが最初

で、私もこの鉄郎のセリフは何となく知っているんですよ。どこのシーンで使われたかは覚えていないんですけどね。
しかもね、私は劇場版1作目の上映は映画館で見ていないのです。
「さよなら銀河鉄道999」が公開される前に、TVで劇場版1作目が放送されたのが、初めて見た映画版999なのです。昭和56年8月1日にフジテレビ系列(名古屋は東海テレビ)でTV放送されています。当時、小学5年生です。

「さよなら銀河鉄道999」は当時、近くには映画館というモノが無く、名古屋市内まで出ていかないと見られませんでした。当然、連れて行ってもらえませんでした。(T_T)
しかし、「市民映画デー」というイベントと言いますか、市が主催する映画上映会がありまして、市民会館で1日だけ「さよなら銀河鉄道999」が上映されたんです。これを見に行きました。

▼私が当時から持っているモノ

それで、当時から持っている本などを調べてみました。
■ケイブンシャ発行
 ・「銀河鉄道999大百科」  昭和54年7月10日 初版
 ・「銀河鉄道999大百科 PART3 続TV版」  昭和55年1月10日 初版
 ・「銀河鉄道999大百科 PART4 TV版III」  昭和55年6月15日 初版
 ・「銀河鉄道999大百科 TV完結編」  昭和56年8月 5日 初版

■少年画報社発行
 ・ヒットコミックス「銀河鉄道999」全18巻
 ・ヒットコミックス小説「銀河鉄道999」上下巻(ジュニア版)  昭和54年12月15日 重版

■カセットテープ
 ・TV版 全113話
  #当時、ビデオデッキと言うモノが家になかったから、カセットテープに録音していたんです。

当時はあまり買ってもらえなかったので、これだけしか無かったんです。(T_T)

ヴィヴィアンさんと違うところは、「勘違いしているのかも?」と思われる、小説コバルト文庫を私は当時は持っていないんですよ。ヴィヴィアンさんの友人も当時は劇場版1作目を見ていない状況ですね。

▼まとめてみます
 

車 掌

ヴィヴィアン

友 人

劇場版1作目

見ていない

見ている

見ていない

TV放送映画

見ている

見ている

見ていない

劇場版2作目

見ている

見ていない

見ている

コバルト小説

持っていない

持っている

テレビ版

見ている

見ていない

見ている?

原作コミック

読んでいる

読んでいる

読んでいる

 
表の説明  
 1段目 劇場版1作目の上映を当時見ているか見ていないか?
 2段目 TV放送された劇場版1作目を当時見ているか見ていないか?
 3段目 劇場版2作目の上映を当時見ているか見ていないか?
 4段目 コバルト小説を当時持っているか持っていないか?
 5段目 放送当時のテレビ版999を見ているか見ていないか?
 6段目 原作コミックを読んでいるか読んでいないか?

当時からの記憶をまとめてみると、私とヴィヴィアンさんの友人は

「メーテル、メーテルの目から涙が出ている。 君は機械の身体なのに、どうして涙が出るんだ? 君は機械の身体なのに、なぜ泣いているんだ?」

このセリフを知っている又は何となく知っていると言う条件は、ほぼ同じなんですね。ですが、ヴィヴィアンさんもこのセリフを知っていると言うことは3人とも共通しているのが原作コミックなんですよ。でも、原作コミックには、このセリフは登場しません。

なんか、「さよなら銀河鉄道999」劇場公開前にTV放送された劇場版1作目がカギを握りそうなんですが、残念ながら放送当時の録画したビデオとかは持っておりません。って、言うか当時はビデオデッキが無かったとも言う(笑)


▼皆様の記憶を否定したくはないので^^;

今までのやりとりを「メガロポリス中央ステーション伝言板」でもやっていたんですね。ミ〜くんさんからの意見も紹介します。



皆様の記憶を否定したくはないので^^;
なかなか私の意見は書き込めないのですが(爆)
少なくともビデオ化されているのは劇場公開されたオリジナル版だと
思いますよ。2作品とも劇場公開時に足を運び、フィルムコミックと
レコードのドラマ編で何度もリプレイし、わりと早い時期にビデオを
入手しましたが、違和感があったことはないので^^;



たぶんね、ほとんどの人が同じ意見だと思うんですよ(^^ゞ
少なくとも、違うシーンや違うセリフと言うのを「聞いたことがある」「見たことがある」と言う人がいるんですよね。ヴィヴィアンさんや私のように (^^ゞ

▼結論が出ませんでしたが(^^ゞ

残念ながら私の力では、ここまでが限界のようです。ここまでまとめて見ましたので、もしかしたら、また同じような記憶がある人が出てくるかも知れません。そのときは、続編でもやりますのでメール下さいね。

▼最後に・・・

最後になりますが、伝言板の中でのやりとりで、ミ〜くんさんがこんなことを書き残してくれました。これを最後に特別指令001号の調査報告を終わります。

なんか一人一人の心の中を999が走っている。そんな気がします。でもそのようなシーンがもし放送されていたとしたら、是非みたいですな〜

▼あれから情報が来ました。

たけおさんからメールを頂きました。


このセリフは記憶にありますね。
どの作品で、どの場面でというのは全然記憶にないですけど、文章としてではなく声として記憶にあります。もっとも、小説版はこの間でたやつしか読んでませんが。それと、漫画版の最終回を読んだのもつい最近です。
テレビ版に関しては、よく覚えてないんですよね。多分最終回を見たのは5年くらい前の再放送だと思うんだけど、そんなのあったかな?

役に立たない情報ですね。


ここまでが、当社が発行する「銀河鉄道999サイト連合会メールマガジン 銀河鉄道広報局『ギャラクシーれーるうぇい』」第11号・12号・13号での調査報告でした。
この調査依頼01号についての情報をお待ちしております。「私も知っているような・・・」こんな素朴な情報もお待ちしております。

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