【車両局受付に戻る】


銀河鉄道車両局 車両設定部

幽霊列車のモデルとなった列車
「さよなら銀河鉄道999〜アンドロメダ終着駅〜」に登場する幽霊列車。銀河鉄道株式会社所有の車両ではありませんが、999号のプライドを傷つけた列車と言うことで紹介します。



銀河鉄道株式会社所有の列車ではありませんが、999号機関車さんのプライドを傷つけ、銀河鉄道の中でも最速を誇る999号を支線に追いやり抜いていった幽霊列車。
銀河鉄道999サイト連合会メールマガジン「銀河鉄道広報局『ギャラクシーれーるうぇい』第58号」(2001年12月2日発行)でも紹介しましたが、幽霊列車のモデル列車について説明します。

幽霊列車 仕様
動力 重力波ターボ推進機関
武装 機関車本体には特にないが、中間車頭部より超振レーザー発射可能。
馬力 790万コスモ馬力
重量 510トン
全長 37.03メートル(炭水車含む)
高さ 4.7メートル
機械化人の命のカプセルの材料にする生身の人間達を運ぶ無人操縦列車。その力は999号の約4倍、790万コスモ馬力だ。そのデザインの原案は、アメリカの世界一の蒸気機関車と言われるビッグ・ボーイ。車両は999号の2倍の長さがあり、探知迎撃レーザーガンを装備している。

幽霊列車のモデル車両
銀河鉄道999サイト連合会メールマガジン「銀河鉄道広報局『ギャラクシーれーるうぇい』第58号」(2001年12月2日発行)では、メカニックデザインを担当された、板橋克己氏のゲスト出演で、幽霊列車に関して当時のエピソードを執筆していただきました。その時の内容を元に説明します。
 
Q. 幽霊列車の事について、覚えている範囲内でいいですから教えて下さい。設定資料集では、幽霊列車はビッグボーイがデザイン原案となっていますが、その辺のエピソードなんかありましたら教えて下さい。


ペンシルバニア鉄道 S-1

S-1の影響が一番強かった
確かにビッグボーイが頭に有った事は事実なんですが、その他にもペンシー(ペンシルバニア鉄道)のT-1、S-1なんかも頭に有りました。どちらかと言うとS-1の影響が一番強かったと思います。
(ビッグボーイよりも未来的な機関車なので)」
私的にはビッグボーイが好きなんですけどね。一応世界一と言う意味で。
でもデザイン的にはチャレンジャーの方が間延びして無くて良いと思います。
Q. チャレンジャー?そういう機関車があるんですね。そう言えば、外国の機関車は、日本みたいに黒ばっかりじゃないですね。幽霊列車は黒っぽい緑色なんで迫力ありましたよね。


ビッグボーイ

色はベンシーカラー、スペックはビックボーイ
幽霊列車の色は偶然ペンシーカラーになってましたね。少し明るいですけど。(本物はもっと黒にちかいダークグリーン)
ちなみに幽霊列車のスペックはビッグボーイを参考にして付けた様です。

幽霊列車の参考モデルとなった列車(参考資料)

ビッグボーイ
ユニオン・パシフィックの巨人機関車BigBoy「ビッグボーイ」は、史上初の大陸横断鉄道建設の担い手として発足して以来、140年余りの歴史がある老舗鉄道。
世界最大の蒸気機関車として有名な4000級、軸配置4-8-8-4の「ビッグボーイ」でした。1941年に20輌、さらに1944年に5輌が増備され、シャーマンヒルおよびワサッチ峠を含むワイオミング州の線区に終結して 1960年
代まで働き続けた。
全長は日本のC62の21.4mに対し、40.7mとほぼ倍の長さです。動輪の直径は、1,750mmに対し1,727mmです。

チャレンジャー
1936年〜44年にかけてアメリカのALCO社で製造、単式マレー型SL。ユニオン・パシフィック鉄道で105両が採用、のちノーザン・パシフィック
鉄道でロッキー山脈越えの重量列車牽引で47両が使用された。
その他の鉄道でも採用され合計200両のマレー機に達した。全長38.5m、動輪の直径は1,753mm。

ペンシルバニア鉄道 T-1
アメリカのペンシルバニア鉄道が1942〜46年に急客機として製造された最後のSL。
NYセントラル鉄道に対抗して高性能を狙い、BB軸配置という前例のない機構を採用、流線型の形態は斬新なデザインで話題を集めた。
ディーゼル機関車にも対抗できるSLの決定版として52両が生産。
全長37.4m、動輪の直径は2,032mm。

ペンシルバニア鉄道 S-1
調査中
 

参考文献:「蒸気機関車の全て」久保田博 著(グランプリ出版社)
原稿協力:板橋克己氏

【施設車両局受付に戻る】