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銀河鉄道株式会社 地球本社

メガロポリス総合研究所

Megaropolice Research InstituteCo.,Ltd.

青が散るさん管理人の「メガロポリス総合研究所」が閉鎖に伴い、当社がレポートを引き継ぐことになりました。青が散るさんがまとめた貴重なレポートを保管しています。



023 同志達のその後

−惑星メーテルの部品となった同志達のその後−

 
ドクター・バン 「メーテルが歯をくいしばり、部品となる同志を運んできたのは何のためだと思う…部品となった同志たちが要所要所の重要部分に配置されているのは何のためだと思う…」
プロメシューム 「同志!?」
メーテル 「私が連れてきた人々はみな志を同じくする人々…機械帝国を破壊するために身を犠牲にすることをいとわぬ勇敢な人々……私は泣きたいのを我慢してそういう人たちを大勢ここへ送り込んだのです」
(劇場版『銀河鉄道999』1979年公開)
 劇場版『銀河鉄道999』の反機械化派による惑星メーテル破壊おいて一番の犠牲者は、それが本人達が望んだ結果だとしても惑星メーテルの部品となった同志達ではないだろうか。
 もし、惑星メーテル崩壊後に本当に生身の人間達の平和な世界が訪れたのであったならば、同志達の慰霊碑と銅像を立ててもおかしくない働きであったと思われる。
 しかし、そんな彼らにその後≠ェあったことはあまり知られていない。次のように劇場版『さよなら銀河鉄道999』(1981年公開)の構成メモにおいて同志達の生存が確認できるのである。
 車掌が直立不動の姿勢でいう。
車掌 「もうすぐ、メーテル星のあったところを通過いたします」
 列車は進む。メーテル星の崩壊シーンがダブル。
 無数の小片が宇宙を漂っている。
 小さな声が聞こえる。
「寂しいよ……だれか助けてくれよ……」
「助けて、助けて、私たちの星はどこ……」
「プロメシューム様……プロメシューム様……」
「こうなるのは覚悟のうえで、メーテルさんといっしょにメーテル星へ行ったんだ……いんだよ、これで……でも……永久にこうやって宇宙を漂うなんて……寂しいなあ……死なせてくれないかなあ……」
 鉄郎、目をふさぐ。
メーテル 「悲しいところね……」
 メーテルのほおに涙が流れる。
(『アニメ画集 銀河鉄道999 PART11 週間少年キング夏休み大増刊9月10日号』少年画報社、1981年、58頁)
 この中の全てが同志のセリフではなく一番最後に話しているのが同志の一人と思われる。

 永遠の命を持つ機械化人間である彼らに死は訪れないのだろうか。
 原作版『銀河鉄道999』14巻において、怪鳥ロックに体を消化され頭脳部分だけになってしまった盗賊についてメーテルは次のように語った。
「あのまま永久に死ぬことのない頭脳が…動くこともできず…砂に埋もれてゆくわ」
(原作版『銀河鉄道999』14巻、「アンドロメダ千夜一夜」、1980年、少年画報社、180頁)
 では、同志達の苦しみも永遠に続くのであろうか。実はそうではなかったのである。永遠の命をもつ機械化人間とはいえエネルギーが必要であることは劇場版、原作版等で解明されてきた。
 劇場版『銀河鉄道999』においても冒頭の手配書からして、

WANTED
宇宙海賊キャプテンハーロックと40人の海賊
生死を問わず!!
捕らえた者には良質のエネルギーカプセル1年分またはパフ365個

機械ポリス庁 メガロポリス署

とある。
 そして、劇場版『さよなら銀河鉄道999』と原作版『銀河鉄道999』18巻「終着駅 その5 わが青春の銀河鉄道999」(1981年、少年画報社)において、機械化人間のエネルギー源が、生身の人間から採取した命の火カプセルであることが明らかになり、それを製造供給していた惑星大アンドロメダは崩壊してしまった。
 よって、機械化人間に命の源が供給されない状況になってしまったのである。

そうすると、エネルギーの供給されなくなった機械化人間はどうなるのだろうか。その答えは、原作版の新シリーズであるエターナル編にあった。エターナル編において鉄郎はメーテルに惑星大アンドロメダ崩壊後の地球について次のように語っている。
「僕が地球へ帰って…一年…機会人間も機械化人計画もご破算になって滅びたよ……なるべく多くの人々を生身の体に戻そうと全力を尽くしたんだけど…何しろいやがる人や昔の栄光にしがみつく人…数が多過ぎて…アンドロメダからの生体エネルギーが来なくなって全滅…」
(『ビッグゴールドコミックス 銀河鉄道999  15巻』小学館、1998年、67頁)
 全滅すなわち全て滅びるのであるから、彼ら同志が安らかに眠れる時はやって来るようである。
 

MRI

 

024 車掌の正体と過去

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