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銀河鉄道株式会社 地球本社

メガロポリス総合研究所

Megaropolice Research InstituteCo.,Ltd.

青が散るさん管理人の「メガロポリス総合研究所」が閉鎖に伴い、当社がレポートを引き継ぐことになりました。青が散るさんがまとめた貴重なレポートを保管しています。



016 全ては計画-4

−計画完了−

 
 前回の惑星メーテルの破壊は、反機械化派の計画のプロローグでしかなかった。
 鉄郎に偽のメーテルのメッセージを送ることにより再び宇宙に呼び出したのは、黒騎士ファウストであった。なぜなら、プロメシュームが劇場版『さよなら銀河鉄道999』(1981年公開)において、黒騎士ファウストに対し、
「鉄郎はおまえの頼みで呼び寄せてみただけのこと…所詮機械化世界とは相入れぬ宿命の敵。生かしておいても意味はない。よもやできぬとは申さぬであろうなファウスト」
と言っているからである。
 黒騎士ファウストは、反機械化派第三番目の計画実行者であったと考えられる。
機械帝国の全宇宙支配のシステムを探るために機械帝国の中枢に潜る、つまり機械帝国の女王プロメシュームに近づき全てを把握する情報担当者が反機械化派には必要だったからである。
 黒騎士ファウストは劇場版『さよなら銀河鉄道999』において、
「あのカプセルは、この星で造られて全宇宙へ供給されている。機械化世界を支える力の源だ。」
と言っている。
「あのカプセル」とは、大寺院内に設置された生身の人間の命を抜き取る工場で製造された機械化人間のエネルギー源である「命の火カプセル」のことである。「この星で造られ」と言っているのは惑星大アンドロメダでしか造ることができない、この命の火カプセルの製造ノウハウと供給こそが機械帝国の全宇宙支配のシステムなのではないだろうか。
 プロメシュームは劇場版『さよなら銀河鉄道999』においてメーテルに、
「愚かな娘よ、ここは惑星メーテルではない。全宇宙を司る機械帝国の首都、惑星大アンドロメダ、すなわち私自身。」
と言っている。
 つまり、惑星大アンドロメダであるプロメシュームを完全に抹殺し、機械帝国、機械化人間の命の源を絶つこと、これこそが反機械化派の計画の全容なのである。
 大寺院内に入れるのは女王だけである。そのために、女王を引き継いだメーテルは、鉄郎を大寺院に連れていく。もし黒騎士ファウストが機械化派なら、その行動を察知し阻止できたはずである。なぜなら、大寺院は機械帝国にとってもっとも重要な施設のはずだからである。では、なぜ阻止しなかったのか。やはり黒騎士ファウストは、反機械化派としか考えられないのである。黒騎士ファウストは自分が探ることを担ってきた機械帝国の真の姿を鉄郎に見せたかったのではないだろうか。
 惑星大アンドロメダを破壊し全ての計画を成し遂げた黒騎士ファウストは、最後に松本零士がコメントしたように鉄郎を鍛い上げる行動に出る。そして、計画のためとはいえ機械化人間になってしまった姿を父と明かすことなく鉄郎の前から消えた。
 多くの犠牲を伴い計画は完了した。原作の新シリーズであるエターナル編において鉄郎はメーテルに惑星大アンドロメダ崩壊後の地球について次のように語っている。
「僕が地球へ帰って…一年…機会人間も機械化人計画もご破算になって滅びたよ……なるべく多くの人々を生身の体に戻そうと全力を尽くしたんだけど…何しろいやがる人や昔の栄光にしがみつく人…数が多過ぎて…アンドロメダからの生体エネルギーが来なくなって全滅…」
(『ビッグゴールドコミックス 銀河鉄道999  第15巻』小学館、1998年、67頁)
 

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017 全ては計画-5


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