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銀河鉄道株式会社 地球本社

メガロポリス総合研究所

Megaropolice Research InstituteCo.,Ltd.

青が散るさん管理人の「メガロポリス総合研究所」が閉鎖に伴い、当社がレポートを引き継ぐことになりました。青が散るさんがまとめた貴重なレポートを保管しています。



015 全ては計画-3

−反機械化派第二番目の計画実行者、メーテル−

 
 原作版『銀河鉄道999』において、メーテルは鉄郎に次のように語っている。
鉄郎「ぼくの行く…機械の体をタダでくれる星っていうのは…もしかしたらメーテルが話をつけたという大母星では…?
メーテル「いいえ…機械の体をくれるのは大母星では…ありません 大母星は機械化世界の首都です
鉄郎(心)「首都…するとメーテルはいつでも 大母星のえらい人と話をすることができる立場なのか……これまでもずっとそこと話をしてたんだろうか?
  鉄郎「大母星の名は?
メーテル「惑星大アンドロメダ!!アンドロメダ大星雲の中心にある独立惑星…孤独な星…機械化人のユートピア…機械化文明のふるさと…
  鉄郎「じゃ機械の体をタダでくれる星の名は!?
メーテル「それはまだ聞かないほうが鉄郎にとってはしあわせ…ゆけばわかること…
(原作版『銀河鉄道999』「コスモワイン」18巻、1981年、45〜47頁)
 この機械の体をタダでくれる星の名とは、「惑星メーテル」と推測できる。
 しかし、原作版の最終話「終着駅」において名前のわからない星は省略され、惑星大アンドロメダが機械の体をタダでくれる星という設定に変更されてしまった。
 さて、なぜこの原作版の説明を引用したかというと、惑星メーテルと惑星大アンドロメダの関係を端的に表しているからである。つまり、惑星メーテルは機械の体をタダでくれる星であり、惑星大アンドロメダは機械化世界の首都、機械化文明のふるさとなのである。
 では、どちらが先かと言えば、機械化文明のふるさとである惑星大アンドロメダである。
 なぜなら、劇場版『さよなら銀河鉄道999』(1981年公開)において、プロメシュームは惑星大アンドロメダについて次のように語っている。
「私は…人という人から裏切られ、石もて追われる如く―故郷の星ラーメタルをあとにした…ただひとり娘のおまえだけは連れて…石ころに等しいこの星にたどりついたあと誰にも頼らず自分ひとりの力で機械の星を積み重ね―死の恐怖のない永遠の機械化世界を造りあげた…それがどんなにつらい仕事だったか…」
 つまり、プロメシュームがラーメタルを追われてから、機械文明を初めて築いたのが惑星大アンドロメダだったのだ。
 機械化帝国の首都である惑星大アンドロメダを造り上げたプロメシュームは、全宇宙機械化を押し進める前線基地的な新しい機械惑星の建設に着手した。それが、惑星メーテルである。参考までに、資料によると惑星メーテルの特徴は次のように記されている。
 アンドロメダ大星雲の機械母星。銀河超特急999号の終着点でもある。メーテルの母、女王プロメシュームによって独裁支配されており、全宇宙機械化を押し進めている。
(『映画銀河鉄道999大百科PART-2』勁文社、1979年、85頁)
 惑星メーテルは、ただ機械の星を積み重ねただけの惑星大アンドロメダとは違っていた。
 コンセプトに機械化派の理想が詰まった究極の惑星なのである。
 その惑星のコンセプトについては、劇場版『銀河鉄道999』(1979年公開)の構成メモ3において、プロメシュームとメーテルが次のように語っている。
「機械の体になった人間は機械として組み合わされ、それが一つの単位を造り、単位から単位へと無限の組み合わせを繰り返して巨大な生きた機械となって宇宙へ広がってゆく……そして永遠の宇宙で永遠に生きて栄えるのだ!!」
 女王は誇らしげに語る。(87頁)
「そう、機械の体になった……心を持った機械が手をつなぎ合い、組み合わさった、そう……人間で造られた構造物……」
 メーテルは悲しそうに言う。(88頁)
(『銀河鉄道999アニメセル・コレクションPART3 週刊少年キング増刊10月号』少年画報社、1979年)
 具体的には、劇場版『銀河鉄道999』の中で惑星メーテルの機械近衛兵隊長が鉄郎に、
「この星はあらゆるものすべてが人間で作られている」
と言っている。
 惑星メーテルを構成するための部品になる人間たちは、なにもメーテルが一人で連れてきていたわけではなっかった。次の資料からもわかる通り、一度にかなり大量の生身の人間たちが運ばれてきたようだ。
宇宙のあちこちから、惑星メーテルを構成する部品になるような人間たちが集められてくる大ステーション。その広さは、想像を絶するほどである。
(『映画銀河鉄道999大百科PART-2』勁文社、1979年、157頁)
 
 
 
『劇場版 銀河鉄道999 構成メモ-3』
鉄郎、巨大な人体改造省へ連行される。これまでに機械の体をもらいにここへ来た人たちの衣服がうず高く積み上げられている。恐怖の大工場。
(『銀河鉄道999アニメセル・コレクションPART3 週刊少年キング増刊10月号』少年画報社、1979年、87頁)
 メーテルが銀河鉄道999で連れてくる人間は特別だった。なぜなら、惑星メーテル建設において、メーテルはプロメシュームから重要な任務を与えられていたからだ。
 劇場版『銀河鉄道999』の次のシーンや資料によってその任務も、そして反機械化派の計画も全てわかる。
プロメシューム「その声はドクター・バン!
メーテル「そうよ、お母さま…お父さまよ!
プロメシューム「反機械化世界を目指した裏切り者!
ドクター・バン「そうだ、プロメシューム!哀れな機械の女よ。私の魂はこうしてカプセルに姿を変えているが…そのエネルギーはこの惑星の中心を破壊し、バラバラに砕いてしまう力があうのだ
プロメシューム「愚かなことを…生きた部品で構成された惑星メーテルが破壊できるとお思いか!
ドクター・バン「メーテルが歯をくいしばり部品となる同志をはこんで来たのは何のためだと思う…部品となった同志たちが要所要所の重要部分に配置されているのは何のためだと思う…
プロメシューム「同志!?
メーテル「私がつれて来た人々はみな志を同じくする人々。機械帝国を破壊するために身を犠牲にすることをいとわぬ勇敢な人々…私は泣きたいのをがまんしてそういう人たちを大勢ここへ送りこんだのです
 
 
 
 惑星メーテルの心臓部である中心核は、メーテルとその父、ドクター・バンの同志たちによって構成されている。中心核はドクター・バンの命令一下、分離を始め、惑星メーテルを崩壊ならしめるのである。
(『映画銀河鉄道999大百科PART-2』勁文社、1979年、160頁)
 つまり、反機械化派は機械化派の人間を機械化部品にした惑星メーテルの計画に着目し、その計画を逆手に取った計画をメーテルに実行させたのである。
 そして、反機械化派第一番目の計画実行者であるドクター・バンとその多くの同志達の犠牲により計画は実行され、惑星メーテルは崩壊した。
 だが、これで計画が全て終了したわけではなかった。惑星メーテル崩壊の朗報を受け反機械化派第三番目の計画実行者がいよいよ動き出す。その者は機械帝国の中枢に潜っていた。全ては計画のために。そして、鉄郎にメッセージを送ることにより、計画の最終段階は幕を開けたのだ。
 

MRI

 

016 全ては計画-4


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