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銀河鉄道株式会社 地球本社

メガロポリス総合研究所

Megaropolice Research InstituteCo.,Ltd.

青が散るさん管理人の「メガロポリス総合研究所」が閉鎖に伴い、当社がレポートを引き継ぐことになりました。青が散るさんがまとめた貴重なレポートを保管しています。



010 メーテルの謎-3

−メーテルが他作品に登場するまでの経緯−

 
 1982年、劇場版『わが青春のアルカディア』(1982年公開)公開前、松本零士はインタビューに次のように語った。
【1000年女王にも登場したメーテル、今回も】
AM 「劇場版『999』ではパート1・2ともにハーロックとエメラルダスが登場しました。では今回は逆にメーテルが登場するのでは(笑)
松本 「ええ、ワンシーンだけメーテルは登場します。このメーテルは『999』や『1000年女王』に登場したメーテルと同じ人物と考えてください
(『アニメディア』1982年6月号、徳間書店、48頁)
 
 ところが、劇場版『わが青春のアルカディア』の監督である勝間田具治が、次のようにメーテル登場を否定したのである。
―   「メーテルが登場するという噂ですが、本当でしょうか?
勝間田 「いえ、出ません。もし出すとしたらアルカディア号の旅立ちに我も我もと人が集まって来るところで、松本さんに手を引かせて登場させますね、ヒッチコックばりに(笑)
(『マイアニメ』1982年7月号、秋田書店、41頁)
 そして、劇場版『わが青春のアルカディア』にメーテルは登場しなかったのである。

 劇場版『わが青春のアルカディア』の続編であるTV版『無限軌道SSX』(TBS系・東急エージェンシー・東映動画 1982年10月13日〜1983年3月30日 全22回)放映開始前、東急エージェンシーの若手スタッフは、
第1話に、シナリオの段階でSSXの次にX00999として第4の人物、謎の女性が後ろ姿を見せます。その父親、ドクター蛮も登場しますから、ファンの方なら、すぐにわかると思いますよ。映画ではもめながら、ついに登場しませんでしたが、TVでは出る可能性もありますね
(『マイアニメ』1982年11月号、秋田書店)
と語った。
 この謎の女性とは、もちろんメーテルのことと推測できる。
 さらに、企画の東映動画プロデューサー高見義雄も次のように語った。
第1話でもメーテルの影がちらっと示されるなど、楽しみは多い
(『アニメディア』1982年11月号、学習研究社、14頁)
 しかし、1982年10月13日にTV版『無限軌道SSX』はスタートしたが、メーテルは登場しなかった。
 TV版『無限軌道SSX』放映期間中、ファンのメーテルが登場しないか、という質問に対して東映動画は、
この質問大変多いんですが、現在のところ出てくる予定はないですね。少なくとも、すでにシナリオになっている15話までには登場しません。もし登場するとしても、後半部分になるんじゃないかと思います。それもうしろ姿がちょっと出るぐらいになるんじゃないかと思いますヨ
(『ジ・アニメ』1983年1月号、近代映画社、146頁)
と解答した。
 だが、当初26回放映予定が22回で打ち切りになってしまい、今回もメーテルは登場しなかったのである。
 そして、それから7年後の1990年、アニメではないが、松本零士30年越しの構想原作『ニーベルングの指輪 第一部 ラインの黄金』(『中古車ファン』10/10号、新潮社より連載)にメーテルがついに登場したのであった。
 

MRI

 

011 鉄郎の謎-1

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