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銀河鉄道株式会社 地球本社

メガロポリス総合研究所

Megaropolice Research InstituteCo.,Ltd.

青が散るさん管理人の「メガロポリス総合研究所」が閉鎖に伴い、当社がレポートを引き継ぐことになりました。青が散るさんがまとめた貴重なレポートを保管しています。



008 メーテルの謎-1

−メーテルの年齢−

 
 メーテルは『銀河鉄道999』の段階(つまり鉄郎に会った時)で何歳だったのだろうか?
メーテルは、年齢的にはかなり上であると推測できる。
 まず、劇場版『銀河鉄道999』(1979年公開)の中でメーテルは、
「こうやってもらった体が年をとればまたひとつ別の体をうつしかえて…果てしない時間の中を旅して来たの…」
と言っていること。
 そして、なによりメーテルは、地球人ではなくラーメタル人なのである。松本零士はラーメタル人について次のように語っているのだ。
「千年に一度目覚めるだけの、はかない生命体です。しかし、そのかわり、長い寿命を持っています。」
(『アニメディア』1982年3月号、学習研究社、12頁)
この長い寿命とは、地球人との比較と推測できる。
 松本零士は劇場版『銀河鉄道999』の構成メモ-1に次のように記している。
メーテルの年齢は?宇宙の総てを知りつくした女。
(『アニメ画集 銀河鉄道999 PART7 週間少年キング夏休み大増刊9月15日号 』少年画報社、1979年、32頁)
 では、具体的に地球人の年齢にあてはめると、いったい何歳になるのだろうか?
実は、おおまかな推測ができるのである。なぜなら、松本零士は
「『1000年女王』と『999』は2万年ほど時代が違います。」
(『アニメディア』1981年10月号、学習研究社、6頁)
と言っている。
 メーテルは、1000年女王の娘であり劇場版『1000年女王』(1982年公開)直後から始まる設定のOVA版『メーテルレジェンド 第一楽章』(2000年発売)に登場することから、約2万歳と推定できるのではないだろうか。
しかし、これはあくまで地球人の時間で考えた場合なので、一概に年を取っているとはいえないだろう。
 
 

−メーテルの黒服の意味−

 
 松本零士はメーテルの黒服の意味について次のように語っている。
「メーテルが黒い服を着てるというのも、メーテルが別れてきた少年や青年や中年や、一緒に暮らしたりして、死に別れてきた男たちへの永遠の喪にふくしているからなんですよ」。
(『アニメ画集 銀河鉄道999 PART9 週間少年キング陽春大増刊4月20日号』少年画報社、1980年、87頁)
 メーテルも劇場版『さよなら銀河鉄道999』(1981年公開)の構成メモの中で次のように語っている。
メタルメナ 「その黒い服は……
メーテル  「そう、死に別れてきた多くの若者のための喪服……私はほかの色の服を着ることはできません
メタルメナ 「ご殊勝な心がけ……
メーテル  「私は……ともに旅した若者たてのことを……ほかのだれが忘れても、私は絶対に忘れはしない……私が死ねる日まで、一人一人の思い出を、この胸に刻み込んで抱いてゆくわ……永遠に死ねないのなら、永遠に……
メタルメナ 「……
(『アニメ画集 銀河鉄道999 PART11 週間少年キング夏休み大増刊9月10日号』少年画報社、1981年、60頁)
 
 さらに松本零士は、雑誌におけるファンの質問に次のように答えた。
Q メーテルはなぜ、いつも黒い服を着ているの?(中川由起)
A あれは喪服のイメージです。一緒に旅した若者たちへの、永遠に喪に服しているのです。
(『アニメディア』1981年7月号、学習研究社、16頁)
 つまり、メーテルの黒服には喪服的な意味合いがあったということである。
 また、松本零士は近年(1999年)になり次のようなメーテルの黒服のエピソードも語っている。
松本 「最初にメーテルと同じものを描いたのは、まだ歳も若かったんですよ。服装は早くからできていて、『日の森のクオシカ』というのを描いたんです、999よりずいぶん前なんだけど。コスチュームもメーテルとそっくり同じで、ただ若気の至りで、色がピンク色でしたね。実は自動車ショーに触発されたんです。編集者が自動車ショーに行こうと言うから一緒に行ったらね、いすゞのところにモデルが立ってたんだけど、そのモデルがそういう服を着てたんですよ。それがピンク色でしたね。黒くしたのは、これは30過ぎてから描いてますから、37、8かな。要するに大人の感覚になってますから。それに活版でしかページはもらえないから、黒く塗るしかないんですね」。
―  「一説には、目的の星に命をどんどん送り込むから、喪服なのではという説も…
松本 「うん。喪服という意味もあるんです。その星を破壊するために同士を送り込むわけですよ、彼らは覚悟の上で、要するに部品と化して星を構成するために、自分はあえて1本のネジになるという、その代わり、時が来たらこの意志を持ったネジは破壊されて抜けるんです。メーテルはそのために覚悟を決めた青年達を、歯をくいしばって星へ送り込む役をしてたんです
(『フィギュア王 22』1999年6月、ワールドフォトプレス)
「それに活版でしかページはもらえないから、黒く塗るしかないんですね」というように、事実とは以外と単純でシンプルなものなのかもしれない。
 

MRI

 

009 メーテルの謎-2

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