施設概要 |
ジャスコは、「野原のエリア」、「街のエリア」及び「山のエリア」からなる約140ヘクタールの会場において、会場内のアクセスであると同時に、途中5か所に設けられた展示ドームにおける水にまつわる各種のアドベンチャー体験のできるパビリオン施設として、「野原のエリア」及び「街のエリア」を通って、中央ゲートとアミューズメントゾーンとを水路で結ぶ三隻連結の大型ボートによる輸送施設を「ウォーターライド・ジャスコ・アドベンチャークルーズ」として出展し、その事業者としてこれを運営した。 |
パビリオン構成 |
全長約2000メートル、幅員約2.4メートル、水深約0.5メートルの高架水路に23編成のボートを浮遊させ、ミキサーポンプによって発生させた循環強制水流と水路間の一部に設置されたベルトコンベアによってボートが約31分で施設を一巡。駅舎、ボート、水路、水中ミキサーポンプ、ベルトコンベア等から構成。 |
駅舎 |
駅舎は、中央ゲート付近の「中央ゲート駅」(南ポート)と「街のエリア」内の「街の駅」(北ポート)との2か所にあって、各駅舎3階には、それぞれ出発ホームと到着ホームが設置、乗客は駅の出発ホームで乗船して、他の駅の到着ホームで下船する仕組み。 |
ボート |
各ボートは、重さ約750キログラム、全長525センチメートル、幅員約190センチメートル、4人用座席6列の鉄骨骨組ガラス繊維強化プラスチック製。底面は細かい基盤の目状の凹凸をなすゴム張りになっており、その前方及び後方にはマストが立てられていて、その間にテントを張るようになっている。そして、各ボートは、3隻毎に連結器によって繋がれて一編成を形成。 |
水路 |
水路は途中の3か所の上架部によって5つの水系に分割されて水が張られ、自動水位調整装置によって水位が一定に保たれるとともに、ミキサーポンプによって各水系毎に循環強制水流を発生させるようになっている。
各水系の間には約3.5メートルないし6.85メートルの高低差があって、ベルトコンベア(水路コンベア)を設置した傾斜部分(合計8か所)がこれらを連結している。
「中央ゲート駅」及び「街の駅」の各出発ホーム及び到着ホームには、各駅における乗客の乗降のためにボートを停止・発船させる目的で合計4基のベルトコンベア(ホームコンベア)が各駅の到着ホーム、出発ホームに沿って水平に設置されている。 |
運行方法 |
ボートには自走装置は無く、各水系においてはミキサーポンプが発生させる秒速約1.5メートルの循環強制水流によって毎秒約1.3メートルの速度で航進し、各水系を結ぶ傾斜部分においては水路コンベアによって毎秒約1メートルの速度で搬送され、「中央ゲート駅」から「街の駅」までの間(805.9メートル)の所要時間約14分、「街の駅」から「中央ゲート駅」までの間(1086.6メートル)の所要時間約16分となっている。 |
「街の駅」及び「中央ゲート駅」は、ボートが到着ホーム手前の水路を水流によって進み、到着ホームにさしかかると、到着ホーム前のホームコンベアによって前進し、所定の位置まで移動して自動的にホームコンベアが停止してボートが停止する。
乗客が降船したあと、到着ホーム前のホームコンベアが動き出してボートは前進し、到着ホームと出発ホームの間の水路を通って出発ホームへと進む。
ボートは、出発ホームにさしかかると出発ホーム前のホームコンベアによって前進し、所定の位置まで移動して自動的にホームコンベアが停止してボートが停止する。乗客が乗船したことを確認し、出発表示ランプに従って標準的に約90秒の間隔を置いた後、出発ボタンを押して出発ホーム前のホームコンベアが動き出してボートは前進し、水路に入ることになる。 |