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銀河鉄道営業局
'89世界デザイン博覧会
JR東海リニアステーション「リニアエクスプレス999」
1989年(平成元年)に名古屋市内で開催された「世界デザイン博覧会」。JR東海は、名古屋港会場に「JR東海リニアステーション」パビリオンを出展。「銀河鉄道999」のキャラを使った「リニアエクスプレス999」という10分間の映像を上映しました。


'89世界デザイン博覧会「JR東海リニアステーション」
出典:朝日ソノラマ社発行「宇宙船」1989年秋の号(No.50)
この映像は、世界デザイン博覧会名古屋港会場のJR東海パビリオン「JR東海リニアステーション」で上映された3D作品「リニアエクスプレス999」。松本零士先生プロデュースによる、偏光式の立体セルアニメを上映しました。「銀河鉄道999」では初の3D映像を使用した作品です。
ストーリー
鉄郎は、名古屋からリニアエクスプレスで東京の学校に通学している。そこへ突然メーテルが現れ、鉄郎に蒸気機関車からリニアエクスプレスまでの鉄道の歴史を見せるというストーリー。
上映期間 1989年7月15日〜11月26日
上映場所 世界デザイン博覧会 名古屋港会場
タイトル リニアエクスプレス999
上映時間 10分
製作 東映動画
座席数 150席



JR東海リニアステーションパビリオン(名古屋港会場)概要
出典:世界デザイン博覧会公式ガイドブック
テーマ「リニアエクスプレスの出発」
レジャーに、ビジネスに、1日も早い“出発(たびだち)”が待たれるリニアエクスプレス。「JR東海リニアステーション」は、そんなリニアエクスプレスが実用化される近未来を想定し、時速500キロの乗りごこち体験や未来の夢の旅との出会い、未来都市の姿の紹介など、リニアエクスプレスで広がる“未来デザイン”の全てをお楽しみいただけるパビリオンです。

近未来のリニアステーションはエッシャーもびっくりの不思議空間

近未来の駅をシンボライズした「JR東海リニアステーション」は、そのダイナミックな外観デザインにちょっとしたトリックがあります。横幅300メートルはあろうかと思われる駅舎がナント幅50メートルの敷地内に建っているのです。これは遠近法のマジックとモデリング(立体感を出すこと)のテクニックによるもので、まさにエッシャーもだまし絵をみるよう。入館する前から“どんな楽しい体験が待っているのかな”と胸がワクワクしてくるはず。

ホントに飛ぶ!飛ぶ!都市が飛ぶ!リニアエクスプレスの体験乗車

夢の超特急リニアエクスプレスの車窓から見える風景は?やっぱり畑や家が飛ぶのかしら・・・トンネルや鉄橋は?
そんな楽しい疑問に答えてくれるのが、“未来の駅”に停車中のリニアエクスプレスMLUOOX2。第1号のMLUOOX1をベースにグレードアップされたニュータイプのモックアップ(実物大模型)です。
このMLUOOX2は、グリーン車仕様で一度に32名が“体験乗車”でき、時速500キロの乗りごこちを車窓に見立てたスクリーンを見ながら約5分間味わうことができます。その車窓に映し出されるのは、コンピューターグラフィックスと実写を駆使した2000年都市の風景。いったいどんな景色が展開するのか、それは来館されてからのお楽しみ!
このほか、MLUOOX2には、ファクシミリをはじめ、近未来のビジネスには不可欠なOA機器も完備され、“動くオフィス”としての機能も備えられています。

3Dシアターで楽しむSFファンタジーは「銀河鉄道999」の松本零士氏がプロデュース!

約150名を収容できるパビリオン内の3Dシアターでは、立体映像によるSFファンタジーが上映され、あなたを“夢の旅”へとお誘いします。
プロデュースは「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」で人気の漫画家松本零士氏。東京から名古屋へと旅する1人の少年の夢の数々を、実写とアニメを組み合わせたファンタジックな映像で見せるこのドラマは、上映時間が10分ほど。リニアエクスプレスと人との出会いでつくられる未来のすばらしさを、21世紀を担う子供たちに楽しくアピールします。
また、館内の別のコーナーでは、中央リニアエクスプレスで結ばれた名古屋と他の都市との近未来像を形にしたジオラマもご覧頂けます。




世界デザイン博覧会JR東海リニアステーション 記念オレンジカード
世界デザイン博覧会名古屋港会場への出展記念として、2種類の記念オレンジカードがパビリオン売店で販売されました。
発売期間 1989年7月15日〜11月26日
販売元 JR東海
販売価格 1,000円
発売期間 1989年7月15日〜11月26日
販売元 JR東海
販売価格 1,000円



世界デザイン博覧会JR東海リニアステーション イベント
出典:世界デザイン博覧会公式記録
開催日 1989年7月23日(日)
松本零士サイン会



世界デザイン博覧会(白鳥会場・名古屋城会場・名古屋港会場)

名古屋市政100周年を記念して、「ひと・夢・デザイン-都市が奏でるシンフォニー」をテーマに、1989年7月15日〜11月26日に名古屋城会場、白鳥会場、名古屋港会場の3会場で開催された地方博覧会。

左記のカードは、世界デザイン博覧会の名古屋城会場、白鳥会場、名古屋港会場へ入場する為の3会場セット磁気券カード(大人用)です。大人2,600円でした。



世界デザイン博覧会参考書籍
世界デザイン博覧会
公式ガイドブック
世界デザイン博覧会
公式記録
「宇宙船」
1989年秋の号(No.50)
発行日 1989(平成元年)年6月13日
定価 950円(税込)
発行元 財団法人世界デザイン博覧会協会
編集・発売 世界デザイン博覧会公式ガイドブック刊行委員会
発行年 1990(平成2年)年3月
発行元 財団法人世界デザイン博覧会協会
編集 電通
発行年 1989(平成元年)年秋
発行元 朝日ソノラマ社
定価 750円


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