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銀河鉄道 研修センター

【第5教室】

Nゲージ999号初心者講座

マイクロエース製Nゲージ999号について、講師を招いてのNゲージ初心者講座です。



車掌: 「いよいよこの講座も最終回です。」
原田: 「えっ?講義終わってしまうんですか?」
車掌: 「だって・・・・」
原田: 「だって?」
車掌: 「原稿のストックが無くなりましたもん・・・」
原田: 「すいません(^_^;)」
車掌: 「まぁ、新しい原稿が届きましたら、特別講座でいつでも復活しますよ。(^^)」
原田: 「了解です、寂しくなりますが・・・」
車掌: 「それでは、最後の講義お願いします。」
   
  編集部 注)↑あくまでフィクションです(^^;

質問コーナー?
ミツセ: 「あ、そうだ。いきなり質問です。」
KATOの車両ケースなんですが・・・
ミツセ: 「KATOの車両ケースなんですが、C62を入れてる部分が垂れちゃうんですけど、何か対策ってあります? しかたないんですかねぇ。」
原田: 「私は、機関車の重量でケースの中敷き(発泡ウレタン)が弛むのがいやなので、予め機関車を薄手の紙でくるみ(巻き寿司の如し!)それを機関車の収まるスペースへ入れます。(当たる部分はウレタンをカッターで切って下さい)そして、ケースごと”寝かせて”保存してます。」
  「「プラ製の機関車は、ナンバープレート部のメッキが弱く、擦れると剥がれて格好悪くなりますので、紙に包んで保存します。マクドナルド等でもらえるペーパータオル(手拭き)が丁度イイです。勿論油の付着してないものを使うこと!がポイント(←当たり前)」
 
TOMIXの総合ビルって電飾できますか?
ミツセ: 「TOMIXの総合ビルって電飾できますか?あれを改造してメガロポリスの駅ビル風にしようかなと思ってるんですけど。」
車掌: 「はいはい、その話、原田先生がお休みの時しましたね。」
原田: 「私も安直にそれ考え付きました。「総合ビル」というやつですね。それを3つぐらい買ってきて、窓を外してグレー色を塗装して・・・・最上階の(松本的)装飾はプラ版かなにかで自作すればそれはそれで良いものができると思います。」
  「電飾ですが、可能です。但しTOMIXの建物照明ユニットW(0761)が2フロアに1個くらいの割で必要ですので、かなり電気バカ喰いすると思います。」
  「あと、そのまま取り付けたのでは『クレアさん』状態(窓も壁面もぼわ〜んと光る)ので、建物のガラスを外した際、内壁部分にプラモデル塗料の銀色を筆で塗っておくことをお忘れ無く・・・・」
ミツセ: 「だけど内壁への銀塗装より、サーフェイサーの方が遮光性高くないですか?」
  「銀も筆塗りで・・・とのことですが、ムラがあると汚いですからねぇ (マダラな光漏れ)サーフェイサー吹いて、銀塗装すれば完璧でしょうか?」
原田: 「敢えて筆塗りに拘ったのには訳があります。」
  「スプレーですと均一に吹ける分、全体的に塗膜は薄くなり、光が漏れやすいかも知れません。ということで、多重層的に攻めてみては?」
  「先ず、外装部をマスキングし、中をスプレーの黒色で3回くらい塗っては乾かしを繰り返し、その上で今度は銀で黒の上に吹き重ねる。銀は光の反射の補助をする為に、という観点から塗るものです、なお、プラサフ→黒塗り→銀塗りなら完璧だと思います。」
ミツセ: 「分かりました。なるほど、銀塗装は遮光じゃなく反射の役目ですか。」
 
C62だけが重連用カプラーが無いんですけどなぜなんでしょう?
ミツセ: 「今KATOのカタログ見てたら、蒸気機関車の中で、C62だけが重連用カプラーがないんですけど、なぜなんでしょう?」
  「メーカーの都合と言われればそれまでなんですけどね。フと気になったもんで。」
原田: 「そうそう、これなんですが・・・KATOのC62はKATOがNゲージを発売し出した頃の金型を今だに使っている為で、後のC57やC58の様に、重連対応でないだけでなく、クロスヘッド(シリンダの後ろで左右に動いてるヤツ)の下から伸びるアーム(合併テコ・もしくはコンビネーション・レバーと呼び、シリンダのバルブ開閉のタイミングを伝達するロッド)が付いてないでしょ?」
  「あれで随分形態的に損してます。メーカーに新規作成を『たのみ.com』で呼びかけてみるのも良いかも知れません。(それまでに43系の再生産期待!ですね。)」
ミツセ: 「なるほど、『C62に対する愛がない』のではなく、人気車であるが故に金型が古いわけですね。ヘッどライトが点灯しないのもD51とC62ですもんね。」
原田: 「その分早く世に登場してますから。当時は北海道のC62とかの人気は凄かったでしょうし、D51は言わずと知れたSLの代名詞」
  「そういえば、KATOの20系客車(旧仕様)は、C62と同期発売なのです。今では20系だけが現行仕様にリニューアルされてますが・・・・(悲)」
   
ミツセ: 「新金型で出たら嬉しいですね。」
原田: 「KATOさ〜ん 是非C62をリニューアルしてくだしゃ〜〜い!」
車掌: 「なら、メーカーに直接 直訴して来れば・・・・」
原田: 「おっしゃ〜!」
車掌: 「但し、発車の時間までには帰ってきてくださいね。」
原田: 「了解! で、いつ発車なの?」
車掌: 「およそ     60ぅ〜・・・・・・・秒後です」
原田: 「嘘やぁぁぁぁぁぁ〜〜ん」
 
 

ボォォ〜〜
〜〜(汽笛が空しく響いた・・・)〜〜

                         (続く?)



♪キーンコーンカーンコーン
車掌: 「長い間、お疲れさまでした。」
原田: 「うーん、理解してもらえただろうか?」
ミツセ: 「まぁ、専門用語も出て来ましたからね(^_^;)」
車掌: 「私が理解できる部分は補足しましたけどね」
原田: 「どうもありがとうございました。」
ミツセ: 「オチは無いんですか?(笑)」
車掌: 「無いです!」
 
ちゃんちゃん!
 

銀河鉄道広報局「ギャラクシーれーるうぇい」第56号 2001年10月14日掲載



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