銀河鉄道資料室 書籍保管係 | |
松本零士デビュー70周年記念 小学館 新装版「銀河鉄道999 アンドロメダ編」 |
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松本零士デビュー70周年記念で小学館が発行した新装版の紹介です。「少年キング」連載時のカラーページやコミック化した際にカットされたページも収録されました。帯に書かれたコメントも紹介します。 | |
第1巻 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
「『銀河鉄道999』は私の心の中を走り続けています」(りんたろう) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
「『銀河鉄道999』には、松本さんの大好きなものがたくさん詰め込まれていた。」(ちばてつや) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
西暦2221年、銀河系の各惑星は「銀河鉄道」と呼ばれる宇宙空間列車によって結ばれるようになっていた。しかし、貧富の差が広がり、裕福な人々は機械の体を手に入れ、永遠の命を謳歌している。一方で、貧しい人びとは迫害され、機械化人による人間狩りの標的にされ、隠れるように暮らすのだった。人々が願うのはただひとつ、宇宙のどこかにある機械の体をただでくれる星へ行き、そこで永遠の命を手に入れることなのだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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第2巻 | ||||||||||||||||||||||||||
「少年期の私はその魅力に飲み込まれるようにして、毎週危ない橋を渡る夢遊病者のようになった。今思うとそれは「宇宙の感触」であった」(名越康文) | ||||||||||||||||||||||||||
暗闇の街に無数の光が明滅する美しい星。しかし、金粉のように光りながら動き回る発光体の正体は、その星の人間の身体だった。全身が「螢」のように美しく輝く人間を頂点とし、体の光り方で人間の値打ちが決まる超格差社会。そこで鉄郎は、貧民窟に住む一人の少女に出会う。ブチのような発光しかできない最下層の暮らしにあって、少女は美しい夢を鉄郎に語る……。 | ||||||||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | |||||||||||||||||||||||||
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第3巻 | |||||||||||||||||||||||||||
「あの時 僕が『999』に受けた あのときめきを子供たちに伝えたい」(奥 浩哉) | |||||||||||||||||||||||||||
「『銀河鉄道999』は過去と未来が混じりあった、特異な作品です。」(タケカワユキヒデ) | |||||||||||||||||||||||||||
ローカル線の分岐点・惑星レーダーは、旅人が故郷を思い、束の間の安らぎに涙する場所だという。到着した夜、鉄郎はホテルから姿を消す。メーテルは鉄郎を追って、支線の「野の花駅」に向かう。小川が流れ、花が咲き乱れるその星で、鉄郎は謎の女性の老親に引きあわされる。女性の容姿はやつれはて、かつての美しい面影はどこにもなかった…。 | |||||||||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | ||||||||||||||||||||||||||
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第4巻 | ||||||||||||||||||||||||||||
「本当に登場キャラの一人一人の魅力が素敵過ぎて 何度でも読み返してしまう」(横尾公敏) | ||||||||||||||||||||||||||||
「零士さんがふと漏らした『未完成の挑戦が美しく貴い』というつぶやきが私の耳に残響として鳴り続けている。」(JAXA名誉教授 的川泰宣) | ||||||||||||||||||||||||||||
銀河とアンドロメダの中間地点まで来た鉄郎とメーテル。停車駅の「銀の谷」を降りたメーテルは発車時間を過ぎても姿を現さない。彼女を捜しに街に出た鉄郎が見たのは、異常なまでに耳の感度が発達したため、音を立てただけで重罪に処せられる世界だった。大声をあげた鉄郎は処刑される危機に陥るが、間一髪、自前の「武器」で危難に立ち向かう…。 | ||||||||||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | |||||||||||||||||||||||||||
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第5巻 | |||||||||||||||||||||||||
「久しぶりに読み返してみた私、昔とはまったく違う処にしびれてしまったのだ。」(新井素子) | |||||||||||||||||||||||||
「読めばその先に見える景色を夢見させ、あの日の不器用な僕ら少年たちと一緒に旅をしてくれた。」(浅田弘幸) | |||||||||||||||||||||||||
広大な航路を行く「999号」が前触れもなく航行を停止し、機関車「C62」が客車を置いて姿を消した! 原因をつかめない銀河鉄道監理局は全力で機関車の行方を捜すが、メーテルはその理由を知ってか、鉄郎に「あるテスト」なのだという…。 | |||||||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | ||||||||||||||||||||||||
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第6巻 | ||||||||||||||||||||||||||
「1974年生まれの僕にとって列車は空飛ぶものだった。」(座二郎) | ||||||||||||||||||||||||||
「機関室の緻密なメカ描写への憧れは、いつしか宇宙船に搭乗したい、という目標にもなっていきました。」(山崎直子) | ||||||||||||||||||||||||||
瑞々しい水と土に覆われた美しい星。だが、人々は食べ物に餓え、空気で膨らませたわずかな食糧すら口にできない。食料は豊富にあるのだが、200年前からこの星を支配する女王が日暮れ時につまびくハープの調べに合わせて作物を納めなければ、極刑に処せられるのだ。生身の身体で生き続けているという女王の秘密を解くため、鉄郎とメーテルは要塞島に赴く…。 | ||||||||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | |||||||||||||||||||||||||
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第7巻 | |||||||||||||||||||||
「『999』は過去を懐かしむ話ではない。未来を変える現在の話なのだ。だからこそ、色あせない。」(小島秀夫) | |||||||||||||||||||||
あらゆる空間軌道が一点に集まる宇宙の大分岐点・惑星ヘビー・メルダー。地球から200万光年離れた大アンドロメダ星雲と銀河系の接点に位置するその惑星は、夢を抱く旅人が必ず訪れるフロンティアだったが、いまでは時間を支配する「時間城」の城主に蹂躙されていた。メーテルは、機械人間の海賊である城主と決着をつけるべく、時間城に単身赴く…。 | |||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | ||||||||||||||||||||
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第8巻 | ||||||||||||||||||||||||||
「『銀河鉄道999』は、少年たちの想像力を刺激してやまず、カッコよさに溜息が出た。」(田中芳樹) | ||||||||||||||||||||||||||
「『松本零士』は自分にとって永遠に孤高でありナゾの存在であり続けます。」(鬼頭莫宏) | ||||||||||||||||||||||||||
路線図にもない謎の駅「STATION No.13」。「999号」は見えない力で停車させられる。人影のないその幽霊星は、星全体が生命反応を示す、機械化された霊的存在だった? 二人が足止めされた星に向けて、宇宙警備局から破壊エネルギーが発射されるが…。 | ||||||||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | |||||||||||||||||||||||||
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第9巻 | |||||||||||||||||||||||||
メーテルは僕の絵の中にもいます。鉄郎と同じく、彼女の幻影を探しながら紙の上の小宇宙を旅しています。(窪之内英策) | |||||||||||||||||||||||||
宇宙を航行する「999号」に並行して、「999号」そっくりの列車が現れる。軌道が交錯し衝突事故を起こした二つの列車には、それぞれメーテルと車掌、そして少年鉄郎とレドリルが乗車していた。レドリルもまた、機械の体を手に入れるために銀河鉄道に乗り込んだというが、鉄郎の生きる時代よりはるかに下った未来の人間だった…。 | |||||||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | ||||||||||||||||||||||||
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第10巻 | ||||||||||||||||||||||||
『男おいどん』の頃から垣間見える松本漫画独特の誌情性が、一話毎にとてつもない効果を上げている点が素晴らしい。(ゆうきまさみ) | ||||||||||||||||||||||||
ありがとう松本先生。想像以上に魂を撃ち抜かれている見事な最終回、鉄郎の旅の大きな一つの終着点として心に留めておこう。(島本和彦) | ||||||||||||||||||||||||
惑星大アンドロメダ。そこは大星雲の中心であり、銀河鉄道の執着駅。そして機械帝国の首都だ。ひとつ手前の「最後の晩餐駅」で生身の人間として残る道を捨てた鉄郎は、自分用の機械の体が待つ終点へと向かう。母との約束を果たすため、運命を受け入れる鉄郎を前に、メーテルは悲しみの底に沈むばかり…。二人を待ち受ける宿命とは? 生命と時間をめぐる壮大な叙事詩はひとつの執着を見る。 | ||||||||||||||||||||||||
表面 | 裏面 | |||||||||||||||||||||||
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