銀河鉄道資料室 書籍保管係 | |
小学館クリエイティブ愛蔵版「銀河鉄道999」 | |
小学館クリエイティブが発行した愛蔵版の紹介です。「少年キング」連載時のカラーページやコミック化した際にカットされたページも収録されました。帯に書かれたコメントも紹介します。 | |
小学館クリエイティブ愛蔵版 松本零士画集60周年記念出版「銀河鉄道999」全10巻 | |
第1巻 出発のバラード | ||||||||||||||||||||||||||||||
「『銀河鉄道999』は私の心の中を走り続けています」(りんたろう) | ||||||||||||||||||||||||||||||
全宇宙の空間鉄道網が無限に張り巡らされた未来。人々は夢や希望を乗せ、宇宙特急「銀河鉄道」に搭乗していた。その頃、地球は、有産階級の機械人間に支配され、「機械の体」を買えない生身の人間は、スラム街に押し込められていた。人間狩りによって、最愛の母を「機械伯爵」に殺害された鉄郎は、謎の美女・メーテルに誘われ、「機械の体」を求めて、「999号」に乗り込み、長い、長い旅に出る・・・。不朽の一大叙事詩の幕が開く。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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第2巻 螢の街 | ||||||||||||||||||||||||
「少年期の私はその魅力に飲み込まれるようにして、毎週危ない橋を渡る夢遊病者のようになった。今思うとそれは「宇宙の感触」であった」(名越康文) | ||||||||||||||||||||||||
暗闇の街に無数の光が明滅する美しい星。しかし、金粉のように光りながら動き回る発光体の正体は、その星の人間の身体だった。全身が「螢」のように美しく輝く人間を頂点とし、体の光り方で人間の値打ちが決まる超格差社会。そこで鉄郎は、貧民窟に住む一人の少女に出会う。ブチのような発光しかできない最下層の暮らしにあって、少女は美しい夢を鉄郎に語る・・・。名編「螢の街」ほか、「海賊船クイーン・エメラルダス」収録! | ||||||||||||||||||||||||
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第3巻 トレーダー分岐点 | |||||||||||||||||||||||||
「あの時 僕が『999』に受けた あのときめきを子供たちに伝えたい」(奥 浩哉) | |||||||||||||||||||||||||
ローカル線の分岐点・惑星トレーダーは、旅人が故郷を思い、束の間の安らぎに涙する場所だという。到着した夜、鉄郎はホテルから忽然と姿を消す。メーテルは鉄郎を追って、支線の「野の花駅」に向かう。小川が流れ花が咲き乱れるその星で、鉄郎は謎の女性の老親に引きあわされる。女性の容姿はやつれはて、かつての美しい面影はどこにもなかった・・・。「忘れられた人びと」の清らかな生への哀感を込めた「トレーダー分岐点」収録! | |||||||||||||||||||||||||
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第4巻 沈黙の聖地 | |||||||||||||||||||||||||
「本当に登場キャラの一人一人の魅力が素敵過ぎて 何度でも読み返してしまう」(横尾公敏) | |||||||||||||||||||||||||
銀河とアンドロメダの中間地点まで来た鉄郎とメーテル。停車駅「銀の谷」を降りたメーテルは発車時間を過ぎても姿を現さない。彼女を捜しに街に出た鉄郎が見たのは、異常なまでに耳の感度が発達したため、音を立てただけで重罪に処せられる世界だった。大声をあげた鉄郎は、その罪で処刑される危機に陥るが、間一髪、自前の「武器」で危難に立ち向かう・・・。異色作「沈黙の聖地」ほか、哀編「霧の都のカスミ」など収録。 | |||||||||||||||||||||||||
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第5巻 C62の反乱 | |||||||||||||||||||||||
「久しぶりに読み返してみた私、昔とはまったく違う処にしびれてしまったのだ。」(新井素子) | |||||||||||||||||||||||
広大な航路を行く「999号」が前触れもなく航行を停止し、機関車「C62」が客車を置いて姿を消した!原因をつかめない銀河鉄道管理局は全力で機関車の行方を捜すが、メーテルはその理由を知ってか、鉄郎に「あるテスト」なのだという。事故なのか、それとも・・・。無限の宇宙を旅する乗客の誰にも課せられた「時間」と向き合う術を問う異色編「C62の反乱」ほか、「亡霊トンネル」など収録。 | |||||||||||||||||||||||
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第6巻 魔女の竪琴 | ||||||||||||||||||||||
「そうだ、目を閉じれば僕らは旅をしている。・・・列車は空を飛んだりしてたっていいし、アンドロメダまで旅することだってできるんだ!」(座二郎) | ||||||||||||||||||||||
瑞々しい水と土に覆われた美しい星。だが、人々は食べ物に餓え、空気で膨らませたわずかな食糧すら口にできない。食糧は豊富にあるのだが、200年前からこの星を支配する女王が日暮れ時につまびくハープの調べに合わせて作物を納めなければ、極刑に処せられるのだ。生身の体で生き続けているという女王の秘密を解くため、鉄郎とメーテルは要塞島へ赴く・・・。圧政者の正体を描く「交響詩魔女の竪琴」ほか「冷血帝国」など収録。 | ||||||||||||||||||||||
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第7巻 時間城の海賊 | |||||||||||||||||||
「『999』は過去を懐かしむ話ではない。未来を変える現在の話なのだ。だからこそ、色褪せない」(小島秀夫) | |||||||||||||||||||
あらゆる空間軌道が一点に集まる宇宙の大分岐点・惑星ヘビーメルダー。地球から200万光年離れた大アンドロメダ星雲と銀河系の接点に位置するその惑星は、夢を抱く旅人が必ず訪れるフロンティアだったが、いまでは時間を支配する「時間城」の城主に蹂躙されていた。メーテルは、機械人間の海賊である城主と決着をつけるべく、時間城に単身赴く・・・。キャプテンハーロックがゲストで登場する傑作「時間城の海賊」ほか収録。 | |||||||||||||||||||
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第8巻 幽霊駅13号 | |||||||||||||||||||||
「『銀河鉄道999』は、少年たちの想像力を刺激してやまず、カッコよさに溜息が出た」(田中芳樹) | |||||||||||||||||||||
路線図にもない謎の駅「STATION No.13」。「999号」は見えない力で停車させられる。人影のないその幽霊駅は、星全体が生命反応を示す、機械化された霊的存在だった!?二人が足止めされた星に向けて、宇宙警備局から破壊エネルギーが発射されるが・・・。絶対的な孤独に迷う魂の悲しみを描く名編「幽霊駅13号」のほか、サスペンス溢れる掌編「四次元エレベーター」など収録。 | |||||||||||||||||||||
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第9巻 メーテルの旅 | ||||||||||||||||||||||
「メーテルは僕の中にもいます。鉄郎と同じく、彼女の幻影を探しながら紙の上の小宇宙を旅しています。」(窪之内英策) | ||||||||||||||||||||||
宇宙を航行する「999号」に並行して、「999号」そっくりの列車が現れる。軌道が交錯し衝突事故を起こした二つの列車には、それぞれメーテルと車掌、そして少年鉄郎とレドリルが乗車していた。レドリルもまた、機械の体を手に入れるために銀河鉄道に乗り込んだというが、鉄郎の生きる時代よりはるかに下った未来の人間だった・・・。メーテルの謎の一端をミステリアスに明かす「メーテルの旅」ほか収録。 | ||||||||||||||||||||||
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第10巻 終着駅 | |||||||||||||||||||||
「『男おいどん』の頃から垣間見られた松本漫画独特の詩情性が、一話毎にとてつもない効果を上げている点が素晴らしい」(ゆうきまさみ) | |||||||||||||||||||||
惑星大アンドロメダ。そこは大星雲の中心であり、銀河鉄道の終着駅。そして機械帝国の首都だ。ひとつ手前の「最後の晩餐駅」で生身の人間として残る道を捨てた鉄郎は、自分用の機械の体が待つ終点へと向かう。母との約束を果たすため、運命を受け入れる鉄郎を前に、メーテルは悲しみの底に沈むばかり・・・。そこで二人を待ち受ける宿命とは?生命と時間をめぐる壮大な叙事詩はひとつの終着を見る。 | |||||||||||||||||||||
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第1巻から第10巻 帯無し表紙 | |