アートスペースの版画展「喜寿記念〜夢とロマンをのせて〜松本零士の世界展」が近鉄四日市で開催され、松本先生が12月13日(日)に来場されるということで、せっかく近くまで来られるということで見学してきました。
愛知からは高速使って1時間ちょっとで到着できるということで、昼ごはんを食べてから車で出発して、東名阪道を走っていきました。
近鉄四日市店の会場に登場。松本先生が来場するということだからか、会場内は人で大混雑。松本先生登場待ちです。混んでますなぁ。嫁さんと子供は混雑過ぎるので、会場から避難して喫茶店で休憩です。
15時を過ぎても松本先生登場せず。係員がしばらくお待ちくださいというアナウンス中に会場に到着されました。トークショーは、到着して松本先生の紹介したらすぐに始まりまして、三大アニメマニアで映写機を購入して家宅捜査を受けた話、前日からサインを120枚以上書いて、無理な姿勢でしてるので腰がいたいという話、漫画家は自由業で、「連載終了」と言われて何度もクビになった話。代筆の仕事もして、一晩で48ページを代筆することもあった話で、一度仕事が無くなると失業なので責任があるとのこと。
ヤマトの視聴率が悪くて打ちきられて、その後、アフリカ・ケニアに行った話で、アマゾンでは、テントで寝ていたらハイエナに遭遇したそうです。
漫画を描くことは、いろんな体験をしておかないといけない。漫画で裏を知ってるとしっかり書ける。知らないと薄っぺらになるということです。まぁ、999号一つとっても、C62蒸気機関車を写真しか知らなければ、細かい部分は描けないですよね。
松本作品に登場するキャラクターなどは最後は全部集まる構想で、いま書いてしまうと、死んでしまいそうだから、もう少し先で描きたい話、インキンタムシと下宿の話しで、インキンで共感を得た「男おいどん」のファンレターが来たそうですが、インキンは感染するので、箱を触るのが怖かったとか。(笑)
大泉学園の話では、東映のスタジオで撮影中の俳優さんが衣装そのままで喫茶店にいたりするそうです。また、大泉学園駅前は、大泉アニメゲートが出来て銅像の話しをしました。
「銀河鉄道999」実写映画化の話は、かなり前から噂はありましたが、メーテル役の女優さんだけは先生が選びたいそうです。ですが、女優さんの都合でできなかった?とか・・・
戦争中・戦後時代の話では、松本先生の親父の話や疎開先の大洲市での話、いろいろな体験をした我々の世代が最後で、関門海峡を潜ったりしたのは、食糧難のため魚を取るためらしい。
「銀河鉄道999」でも登場するビフテキは、ステーキを食べるのが夢だった。ビフテキが食べたいそうです。
まもなくトークショー時間終了ということで、松本先生は自らスタッフに時間確認して、残り時間で質問タイム。「トチローではお酒が出てくるが、先生は好きなのか?」という質問では、「私は無限大ですよ。私は酔わない。アルコールが効かない。小学生の時から先生が飲ませた。」ということでした。
トークショーも終わって、次はサイン会。私は版画は購入していないのでサイン会へは参加せずに帰りました。嫁さんと子供が休憩している喫茶店へ行きまして、私もお茶して再び会場へ戻ってみると、まだ松本先生はサインを描いていました。何枚書いたんだろう?いつも思いますがお疲れ様です。
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