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車掌室

車掌の乗務日誌 番外編

北海道で走る999ラッピング列車に乗車してきました。ふるさと銀河線スペシャル999号乗車レポートです。



銀河鉄道株式会社 車掌区 No.000
乗 務 日 誌 

2003年3月16日(日)   天候:晴

区長

 

主任

 

 3月16日に北海道で走っている、ちほく高原鉄道のふるさと銀河線999号に乗ってきました。「世界の車窓から」風にレポートいたします。(笑) BGMはこちらをどうぞ(笑)

 北海道の流氷の街、網走からほど近い北見市。ハッカが地元の名産です。北見からワインで有名な池田市まで、雪原の中を999号が走る「ふるさと銀河線」を旅します。

提供は、富○通でお送りいたします。(笑)

 ふるさと銀河線では、松本先生のイラストで列車にラッピングをした999ホワイト号&イエロー号の2両が走っています。999のキャラクターを使った列車でイベント以外で通常運行で走っているのは、ここが初めてです。2003年3月16日は、毎月行われるスペシャル999号走行の日ということで、飛行機の関係もあり前日に北海道へ飛びました。

 北見市へ到着したのは夕方。名古屋からではマイレージを使っていった関係で飛行機の便がないので、羽田経由で行ったのでした。この旅は、当社と相互リンクしている「ちほく高原鉄道株式会社」の職員さんのご好意もあり、車庫や運転指令室も見学させていただきました。私も鉄道屋さんの端くれですので、本業の話なんかもしましてね、いろいろ教えていただきました。ここでは保安上書けませんが(^^ゞ

 車庫には、前日に故障で修理中の999ホワイト号が留置してありました。車両を修理する係員さんのご好意もあり、ディーゼルエンジンもかけてくださって、車内にも乗らせていただきました。999ラッピング列車の発車式に松本先生が来るはずだったという話しもしましたが、北見へ日帰りができないという理由で多忙なスケジュール調整ができなかったのでビデオでの式典参加という裏事情なんかも聞けまして、雪が残っている時に一度は乗りたいという松本先生の希望もあるそうです。


 普段は一般の人は入れない車両を整備する車庫や運転指令室の見学。修理中にもかかわらずディーゼルエンジンもかけてくれて、車内にも乗らせてくれた、ちほく高原鉄道の職員さんの方々にお礼申し上げます。m(__)m

 翌日、9時20分発の帯広行きのスペシャル999号に乗車するため、北見駅へ向かいました。と行っても宿泊ホテルは北見駅の隣にあるのでした。

 雪も降らず、快晴の天気で乗車できそうです。北見駅とちほく高原鉄道の本社を写真撮影して、北見駅に入ろうとする前に、これまた、ちほく高原鉄道の職員さんに声をかけられ、まだ改札が始まっていないと言うことで、これも一般の人は出入りできない通用門から北見駅ホームへ入らせていただきました。ふるさと銀河線はバスといっしょで整理券を車内で取り、目的地で料金を払うというシステムなので改札を通らなくても問題は無いそうです。ホームへ入線する999イエロー号の撮影ができますよということで案内されました。デジカメなので、動いている物の撮影は難しいので撮影はしませんでしたがね。

 スペシャル999号の日にしか乗務しない「車掌さん」登場です!好き勝手に向きも変えさせていただきまして、好き勝手に撮影してきました(笑) 999イエロー号に乗車する「車掌さん」は以外にも職員さんの手作りで、制服も女性職員さんの手作りだそうです。帽子はちほく高原鉄道の運転士の帽子です。しかし、この「車掌さん」大変な激務をこなしていたのは後でわかったのでした・・・

 北見駅から急行運転で池田駅へ向かって出発しました。普段、ディーゼル列車に乗車しない私にとっては、エンジンの音が違和感を感じます。さすが北海道、雪が残る草原?の中を走っていきます。天気が吹雪じゃなくて良かったです。眩しいくらい太陽が雪に反射します。「車掌さん」も先頭で乗務しています。緊張しているのか、まったく動きません(笑) しかし、記念撮影はOKでしたので、この列車に乗車してきたお客さんにも愛想良く撮影に応じていました(笑)

 スペシャル999号に乗車すると、記念に乗車記念証が全員に配布されました。普段の通常運行では配布されないものです。往復しますので往復すれば2種類がもらえるのでした。
 車内では、サボという行き先案内板やグッズの販売もしていまして、くじを引いてプレゼントをもらうという企画もありまして、残念ながらはずれだったんですが、いろいろな、ささやかなイベントで楽しかったです。

 途中、女子高校生が乗車してきたのですが、乗務している「車掌さん」をみて、「あれなに〜、気持ちわり〜」とか言っていたのが残念でしたね。まぁ、知らないわな(^^ゞ
 乗車中、999MLへレポートしようと携帯で、メンバーである嵐さんへメールを送ってみました。

今日は。嵐三太勇です。
先程、車掌さんから速報が入電できましたので、お知らせいたします。

「雪原に999が駆ける」
只今、雪の草原の中を走行中、999イエロー号車内からお送りしています。今日は月に一度の999スベシャル号の日。極寒の地で乗務中の車掌さんを激励?しに来たのでした。車掌さん緊張しているのか、まだ一度もしゃべっておりません。車内で敬礼したまま動きません!でも、大人気でおきらくに記念撮影に応じています。

999は、夢と郷愁を乗せてひた走ります・・・。

 途中、ふるさと銀河線を写真撮影して記録をしている方と出会いまして、車内でいろいろ話をしながら旅をしたのでした。偶然でしたね、ふるさと銀河線から、この列車を宣伝するために資料提供の写真を送っていただきましたが、記念乗車証などに使用されている写真が、この方が撮影した写真で、この日はいつも外から撮影しているので、たまには車内から撮影するために乗車していたのでした。999ラッピング列車に乗車したくて北海道に来たとか、インターネットでは999のHPを作って応援したりしているとか、いろいろ話をしまして、連合会のページでふるさと銀河線の応援ページを作っているという話しもしましたら、過去にいろいろ撮影した999ラッピング列車の写真を送ってくれると言うことでした。HPでも使用できるよう承諾してくれましたので、これはまた紹介しますね。その方には、是非、春夏秋冬の999ラッピング列車の写真が揃いましたら写真集なんか作ってくださいとお願いしてきました(^^)

 話をしていたら、なんだかんだ池田駅に到着してしまいました。ここでJR線に乗り入れますので、「車掌さん」の乗務はここで終了します。ふるさと銀河線折り返しホームに、昨日は故障していた999ホワイト号が停車しているのでした。なんか、修理完了で復帰していたそうです。発車まで時間があるということで、これまた、ちほく高原鉄道の職員さんのご好意で「車掌さん」も並べてくれました。


 昨日は車庫内で撮影できたのですが、ラッキーなことに2両とも明るい空の下での撮影ができました。しかも、北見駅と池田駅の両端駅で「車掌さん」の撮影もできて良かったです。しかし、ここで「車掌さん」の悪夢が起こります。

 「車掌さん」の撮影をしていて気づきましたが、右足の足首(こちらから見ると左足)が変な方向に向いているのがわかりますか? 両足の長さが違うんですよね。ちほく高原鉄道職員の方が向きを直そうとしたら・・・999MLに緊急報告をしました(笑)

こんにちは、嵐三太勇です。

たった今、車掌特派員さんより、特急郵便が届きました。
至急、関係部署に通達、対策検討願います!!(笑)

※緊急事態発生!

銀河鉄道管理局!こちら999イエロー号!緊急事態!!

激務の車掌さん、実は右足を骨折していたことが判明!
なんと!!!右足が取れてしまいました。
現在、池田駅にて乗務交代後、治療のため医務室?へ担ぎこまれました。さて、帰りの乗務はいかに?

 そうなんです、向きを変えようとしたら右足が取れてしまったのです! あわてた職員さんは、「車掌さん」を担ぎ上げ「大丈夫!」と一言残し、車庫(医務室?)へかつぎ込まれて行ったのでした。それから、「車掌さん」がどうなったのかは私もわかりません・・・骨折が治るよう祈りたいと思います。

 今回の旅は、ふるさと銀河線の999ラッピング列車を応援するために、資料をいただきたいというお願いのメールをちほく高原鉄道に出したところ、イベント情報やダイヤ変更などいろいろと情報をいただき、メルマガや連合会のページでも宣伝や応援をしています。その関係で、999ラッピング列車に乗りに北海道へ行くというメールをしましたら、いろいろ現地で親切にしていただき、一般者は立ち入りできないところも入らせていただいて、大変感謝しています。ここでお礼を申し上げます。

銀河鉄道株式会社 様式4

 

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