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車掌室 |
車掌の乗務日誌 番外編 |
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2001年9月14日、当社が企画して999サイト連合会共同プロジェクトとして昨年から応援していました「999テレカで蒸気機関車を走らせよう!」ですが、無事、北海道穂別町のレールを「ほべつ銀河鉄道」が走りました。 |
銀河鉄道株式会社 車掌区 No.000 |
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2001年9月14日(金) 天候:曇 |
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主任 |
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「よみがえった汽笛!ほべつ銀河鉄道」発車
「坊ちゃん列車」と言われる愛媛県松山市の「坊ちゃん列車」を走らそう会から借り受けたクラウス型の蒸気機関車だそうです。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する軽便鉄道にイメージが似ていると言うことらしい。
この日は夜勤明けでそのまま名古屋から北海道へ行きまして、999MLメンバーでは唯一のプチメーテルさんと当社のお客様のs26さんと千歳空港で合流、レンタカーを借りまして穂別町まで行きました。現地では、鏡の星の鉄郎さんと合流し、4人でのオフ会です。
時間が迫ってくるに連れて緊張してきまして、とりあえずは駅長室控え室へ。旧国鉄時代の制服を着て、助役帽子をかぶり、白い手袋までして準備万端(笑) こんなことなら、シャツにネクタイという姿で北海道へ行けば良かったと思った次第です。だって、ジーパン姿に旧国鉄の制服は似合いません(^^ゞ
出発の時間までに主催者と段取りの打ち合わせ、旧国鉄時代の出発を再現すると言うことで説明を受けました。でもね、私、地下鉄で働いていますが乗務員駅務員では無いんですよ。ですから、普段、地下鉄のホームでの助役さんの動作は見ているのですが、国鉄とは若干違うし、そんなことやったこと無いですから、何回も聞き直してしまいました。だって、臨時特別列車ですから(^^ゞ まずは運転士へタブレットを渡すことから始まります。単線区間は一つの列車しか入線できませんので、タブレット(通票)を持った列車が唯一単線区間へ入れるお約束です。富内駅でのタブレットは「三角」の形なので、「タブレット三角」と言いながら、運転士へ渡し、運転士も「タブレット三角」を復唱します。そして、駅長は列車の安全確認をして出発信号機(実際は点灯していません)を指差し、「出発進行!!」と合図、出発合図の笛を吹き、ほべつ銀河鉄道は、甲高い汽笛を鳴らし発車しました。 ここまでやると、緊張も無くなり開き直ります(笑) ホームで待つお客さんがホームの下をのぞき込むように見ているので、列車も接近中ですからアドリブで「危ないですから、白線までお下がり下さい」って言ってみたりね。まぁ、s26さんがそのお客さんだったのですが(笑) これがウケたのか回りは盛り上がりました。 さらに、列車は往復しますので、一度駅を通過します。その際に、最後尾の尾灯を指差し「点灯良し!」とか言ってみたりと、アドリブ入れてみたものの、その尾灯はありませんでした(爆) 2往復くらいして、列車は駅に到着、駅長は敬礼して出迎え、「駅長役」任務終了です。滅多に出来ないことを体験させていただきましたが、唯一心残りだったのは、現場を保守していた頃、列車監視と言って列車が接近してきたら作業している係員を待避させるために笛を吹いて退避命令を出すことを普段やっていたのですが、現場を離れていたせいか笛を吹くと言うことが無くなりましたので、出発合図の笛が上手く吹けなかったんですよ。最後に気の抜けた音になってしまいまして、これだけが残念でしたね。 ほべつ銀河鉄道に乗客として乗車
これが噂のカタパルトレール
夜のほべつ銀河鉄道・・・いよいよラストラン
この「よみがえれ!汽笛ほべつ銀河鉄道」ですが、最初にこの話を提供してくれたのは、s26さんと嵐さんでした。穂別という町でレールを宇宙へ向けるという話があると言うことを当社の伝言板へ書き込んでくれたのがこのイベントを知ったきっかけです。その後、読売新聞北海道版に松本先生がこのイベントを応援するために999のイラストを描いたイラストを穂別町に贈呈し、それを穂別町の方々はテレカにして、販売することによって寄付を募って資金を集めるという新聞記事をs26さんが送ってくれて、それじゃぁ、「999テレカを買って応援しましょう!」という提案を連合会にして共同プロジェクトとして応援宣伝してきました。 新聞報道に寄りますと、このプロジェクトをきっかけに穂別町に縁もゆかりもない方々から、たくさんの申込みが来たそうでして、大半が999ファンだったと言うことでした。このイベントにかかった費用は1200万円。テレカ一枚が2001円でした。寄付をしてくれた人数は約300人。単純に計算して約60万円くらいの貢献ですが、初期の段階での60万円はものすごく助かったそうです。そのおかげで、協力団体として「坊ちゃん列車を走らそう会」と並んで「銀河鉄道999サイト連合会」も記載されました。他にも日本宇宙少年団、サッポロビール、日本エアシステムとかそうそうたる企業、団体が名前を連ねていましたが、一個人のファンがネット上で集まっている連合会がそれらの企業や団体よりも上に、さらに別枠で記載されていたのです。金額よりも応援してくれた人数としては、一番999ファンが貢献したことになると思います。 最後に穂別町役場、主催者をはじめとする穂別町の方々が大変感謝されていたことをここに報告いたします。ご協力ありがとうございました。m(_ _)m |
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銀河鉄道株式会社 様式4 |
銀河鉄道株式会社 車掌区 No.000 |
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2001年9月15日(土) 天候:晴 |
区長 |
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主任 |
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ラーメン横町でサッポロラーメン
で、話を戻しますが、ちょうどテレビ塔を降りた時間が昼近かったので、昼食代わりに、札幌名物「じゃがバター」とか「とうもろこし」とか食べました。北海道では「とうもろこし」の事を「とうきび」と言うらしいです。 ここの公園の鳩さんが人なつっこくて、「とうきび」とか「じゃがバター」をねだりに寄ってきます。じゃがバターでも食べるんですよ。ここの鳩さんは。面白いから、じゃがいもの皮とかじゃがいもそのものとか上げたりして、しばらくここで時間つぶししました。
これで全国保存してあるC62全5両を生で見たことになります。 北海道へ行く時は、これが見たいという私の強い希望だったJR北海道苗穂工場。ここにはC623号機が保管してあります。数年前は実際に北海道の地を走っていたんですよね。復活して・・・
はい、これが蒸気機関車C623号機です。全国で解体されずに残っているC62は全部で5両。このC623だけが生で見たこと無かったのです。出来れば、走っているところを見たかったです。運行が終了して数年が経っているせいか、車体のサビが目立ってきた感じです。で、こういう保管状態ですので、劇場版「さよなら銀河鉄道999」に登場するあるシーンを意図した撮影をしてきました。梅小路とか東山公園とか、なかなかこういうアングルで撮影できなかったんですよね〜と言うことで、この写真です。
はい、分かりましたね?(笑) この写真ですがあるサイトにお裾分けしたので、それなりに加工してHPで発表してくれると思います。 羊ヶ丘と言えば「少年よ大志を抱け・・・」だったかな?
いよいよサッポロビール園
夜景も見に行ったんですよ〜
と言うことで、札幌観光で行きたかったところを全部回り、翌日は名古屋へ、プチメーテルさんは大阪へと帰ったのでした。 ここでお礼です。s26さんには北海道では運転手やガイド役で大変お世話になりました。連日のハードスケジュールでしたが満足な北海道旅行でした。ありがとうございました。 それと、先週と今回の乗務日誌で使われた写真は、ほとんどがプチ・メーテルさん撮影です。私のデジカメでは望遠機能が無いので、良い写真が撮れなかったんですよ〜、と言うことで使わせていただきました。 北海道、今回初めて上陸したんですが、また行きたいところですね。今度は草原の中を走る道路を自分の車でドライブしたいですね(^^) |
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銀河鉄道株式会社 様式4 |