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車掌の乗務日誌 番外編
スペースファンタジー 松本零士の世界 in かかみがはら航空宇宙博物館 レポート

銀河鉄道株式会社 車掌区 No.0000
乗 務 日 誌 

    平成10年7月19日(日)〜8月16日(日)                   区長印 主任印

夏休み特別イベント 
スペースファンタジー 松本零士の世界

 in かかみがはら航空宇宙博物館

7月19日(日)〜8月16日(日)

 松本先生が名誉館長をしている岐阜県各務原市にある「かかみがはら航空宇宙博物館」で松本先生のイベントがありました。おそらく、東海地方初のイベントではないかと思います。
 「銀河鉄道999」を中心に「宇宙戦艦ヤマト」、「クイーンエメラルダス」など原画、セル画、ポスターなど、小さいスペースでのイベントだったのですが貴重なものを拝見できました。
 夏休みと言うこともあって、開館直後から大勢の家族連れが訪れ、その中でもお子さま連れのお母さん、お父さんが原画などを真剣に見ていましたね。たぶん、昭和40年代の世代なんでしょう。
 「イベント限定松本零士オリジナルグッズ」というのを毎日先着100名の方に配布していたらしいのですが私も開館10分後に到着したにもかかわらず、すでに先着100名は過ぎていましてもらい損ねてしまいました。その気になるオリジナルグッズというのは「うちわ」。999号の機関車のコンピュータールームの中に鉄郎、メーテル、車掌の3人が描いてある「うちわ」でした。


 今まで、私は”原画”と言うものを生で見たことはなかったのですが、セリフの吹き出し部分は何も書いていないんですね。よくよく考えてみると、セリフの部分は、”ワープロ文字”なんですよね。ですので、セリフの部分は”ワープロ文字”を張り付けてある状態でした。
 原画は、アンドロメダシリーズだったのですが「出発のバラード」の冒頭に出てくる「銀河急行776号」のカラー原画(おそらく、少年画報社発行限定愛蔵版1巻に使われた原画だと思います。)、「ボルカニックの弟子」に出てくる「惑星アレイ」、最終話の「メーテルとプロメシュームの生首」など、コミックの1ページもしくは2ページ全面を使っている原画が中心でした。
  あと、999号をCGを使って作成したセル画が展示してありました。今まで見たことがない構図で大変きれいなCGです。最近、ビックゴールドで999号がCGを使って描いているのではないかと思われる場面が出てきます。もしかすると、このセル画もどこかに使われているんではないかと、最近になって思っています。
  原画のほかにも、宇宙戦艦ヤマトの模型、クイーンエメラルダスのOVA販売促進用ポスター、ダナサイト999.9のOVA販売促進用ポスターなども展示されていました。
 お子さまに人気だったのが等身大のメーテル、鉄郎、車掌、ヤマトの古代進のパネル。お父さんに写真を撮ってもらう場面が多かったです。また、劇場版の「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」がビデオ上映されていて、小学生くらいの子供は、真剣にビデオを見ていました。当然、その横に座っているお父さんも真剣です。そういう私も何回も見ているんですが最後まで見てしまいました。
 あと、航空宇宙博物館ということで、松本先生の貴重な飛行機に関するコレクションもガラスケースの中ですが展示してありました。
 「銀河鉄道999」という作品は、20年近くの昔の作品にも関わらず、今見ても新鮮に映って見えます。ビデオ上映していたときも小学生のお子さまは、真剣にビデオを見ていました。売店での話なんですが小学生が劇場版のビデオを持ってレジに並んでいるのを見ました。今の世代でも「銀河鉄道999」は受け入れられる作品だとそのとき思ったイベントの1日でした。
 
(終わり)

 
<参考>
かかみがはら航空宇宙博物館
岐阜県各務原市下切町5丁目1番地  TEL(0583)86−8500(代)
名鉄各務原線各務原飛行場駅から直行バスで約10分

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